
「アメリカが60億ドルも国債を買い戻すなら、ビットコインにもお金が流れてきて、また上がるんじゃない?」
週末、そう期待したくなるポストが海外で広がりました。
フォロワー約160万人のトレーダー、Crypto Rover氏が「米財務省が来週、60億ドル分の国債を買い戻す。ビットコインに強気」と投稿し、半日足らずで8万回以上表示されています。
ビットコインは9月21日から10月2日まで12日連続で、82,300ドルの上で日足の終値をキープ。10月4日朝8時の時点で約84,760ドル、9月3日の終値と比べて約4.4%高い水準です。
ところが「買い戻し=上がる」だけを見ると危険です🙅
財務省の9月10日には、ふだんの3倍となる最大60億ドルの買い戻しがすでに行われています。それなのに米10年債利回りは、9月9日の4.83%から10月2日には5.28%へ。下がるどころか、この1年で最も高い水準の近くにいます。
つまり「国債の買い戻し=ビットコイン上昇の合図」と単純には言えません。
だから今回は、買い戻しの中身と長期金利の実際の動き、そして私のチャートの3本の線から、ビットコインが次にどこを目指すのかを詳しく解説します👇
本記事で分かること
- 海外160万人トレーダーの「60億ドル買い戻しは強気」ポストを、金ちゃんはどう見るか
- 9月に3倍規模の買い戻しをしても、長期金利が4.83%→5.28%に上がった事実
- 金ちゃんのチャートで見る「82,300ドル」「87,400ドル」「90,000ドル」の3本の線
👉:合わせて読みたい【相場分析】弱い雇用統計でBTC一時87,207ドル|3度目の挑戦で見えた「9万ドルへの助走」
海外160万人トレーダー「60億ドルの国債買い戻しはBTCに強気」——その見方は半分正解
話題のポストがこちらです。投稿したのは、フォロワー約160万人を持つ海外の暗号資産トレーダー、Crypto Rover氏。相場のニュースをいち早く短い言葉で届けるスタイルで知られています👇
🇺🇸 US Treasury set to buy back $6,000,000,000 of its own debt next week.
BULLISH FOR $BTC 🚀 pic.twitter.com/Uph7T0GGXk
— Crypto Rover (@cryptorover) 2026年10月3日
🇺🇸 米財務省が来週、自国の国債を60億ドル分買い戻す予定。$BTCには強気材料だ 🚀
私の見方は「方向は賛成、ただしスピードには慎重」です。財務省が古い国債を買い取れば、国債市場の売買がスムーズになり、長期金利の急な上昇を抑える方向に働きます。これはビットコインにとってプラスです。
ただ、9月10日に同じ60億ドル規模の買い戻しが行われた後も、長期金利は上がり続けました。「買い戻しが決まった」ことより、「買い戻しのあとに長期金利が下がるか」を確かめてから強気を深める方が、振り回されずに済みます。

▲ビットコイン日足(TradingView)
10月4日朝8時の時点で、ビットコインは約84,760ドル。日足では、9月21日の大きな陽線のあと、84,000ドル前後の狭い値幅で足が続いています。
こんな方におすすめ
- 国債の買い戻しと長期金利、ビットコインの関係を整理したい方
- 海外の強気ポストを、どこまで信じていいか迷っている方
- 84,000ドル台のもみ合いから、次の動きを整理したい方
9月に3倍規模の買い戻し——それでも長期金利は5.29%まで上昇
国債の買い戻しとは、財務省が一度発行した国債を、満期の前に市場から買い取ることです。米財務省は「流動性支援」、つまり売買しにくくなった古い国債を引き取って、市場の取引を滑らかにするためと説明しています。
9月に入って、その規模が一気に大きくなりました📝
| 日付 | 財務省の動き |
|---|---|
| 9月9日 | 翌日の10〜20年の国債の買い戻しを最大60億ドルに引き上げると発表。ふだんの20億ドルの3倍 |
| 9月10日 | 60億ドル規模の買い戻しを実施 |
| 同じ四半期のほかの回 | 予定している6回の買い戻しも、1回40億ドル以上を維持 |
※米財務省の発表と海外の報道より。
ベッセント財務長官は、買い戻しを増やすことで、国の借入コスト=長期金利を下げる姿勢をはっきり打ち出してきました。
ところが、利回りの実際の動きはこちらです。
| 日付 | 10年債の利回り |
|---|---|
| 9月9日・60億ドル買い戻しの発表日 | 4.83% |
| 9月10日・60億ドル買い戻しの当日 | 4.95% |
| 9月30日 | 5.29%・この1年の最高値 |
| 10月2日 | 5.28% |
※米財務省が毎日公表している10年債利回り。
買い戻しの当日から長期金利は上がり、9月30日までの3週間で、4.95%から5.29%へ約0.3%ポイント上昇。財務省の買い戻しだけで、長期金利の流れを変えるのは簡単ではないことが、この1か月の数字に表れています。
ここで面白いのが、ビットコインの粘り強さです。
長期金利がこの1年の最高値圏にいる間も、ビットコインは9月21日の急伸で82,000ドル台を一気に抜けたあと、83,500〜85,000ドル前後で横ばい。冒頭の日足チャートの右端のとおり、高値を追うわけでも崩れるわけでもなく、ローソク足が小さく固まっています。
利息のつかないビットコインには、長期金利の高さは本来は向かい風です。その向かい風の中で値段を保っているということは、下で買いたい人がそれだけ多いということでもあります。
金利の見方をもっと知りたい方は、インスタグラムもチェックしてみてください💡
金ちゃんのチャートで見る「82,300ドル」と「87,400ドル」——週末はこの2本だけ見ればいい

▲ビットコイン4時間足・金ちゃんのチャート(TradingView)
「12日も82,300ドルの上にいるなら、もう上に抜けるのは時間の問題」と決めつけるのは、まだ早いと思います📝
上の画像は、10月4日朝8時時点の私の4時間足チャートに、3本の線と9月前半のレンジを書き込んだものです。9月21日に82,300ドルを一気に上抜けてからは、87,400ドルの手前で3度はね返され、83,000〜86,600ドルの間で上下しています。
私が引いている3本の線
① 82,300ドル=守る線:9月21日から10月2日まで、12日連続で日足の終値がこの上。一番低い終値でも9月28日の約83,500ドル
② 87,400ドル=越えたい線:9月21日以降、終値では一度も越えていない壁。最後に終値で上回ったのは1月28日
③ 90,000ドル=その先の目標:最後に終値で上回ったのは1月19日。87,400ドルを抜けた先で待っている線
82,300ドルの上で終値を守り続ければ、87,400ドルへの4度目の挑戦が見えてきます。終値で越えれば約8か月ぶりの水準です。
しかも1月29日から約8か月、日足の終値が87,400ドルから9万ドルの間に収まった日は1日もありません。上抜けたら、戻り売りの少ない空白の価格帯に入り、値段が速く動きやすくなります。
逆に82,300ドルを終値で失ったら、9月21日の上抜けは失敗だったと考え、9月1日〜20日に終値が行き来した約75,600〜81,300ドルのレンジへの逆戻りも想定します。
上目線はそのまま。82,300ドルを終値で守る限り、87,400ドル突破、そして90,000ドルを目指す。82,300ドルを終値で失った時だけ、75,600〜81,300ドルのレンジまで戻る展開に切り替える。
国債を60億ドルも買い戻すってことは、市場にお金がジャブジャブ流れるってことよね?87,400ドルを抜けたら、金ちゃんがよく言う「真空地帯」で一気に9万ドルなんじゃないかしら?
そう期待したくなりますよね。ただ、国債の買い戻しは、中央銀行がお金を刷って国債を買う「量的緩和」とは別物です。市場の取引を滑らかにする効果はあっても、お金の量そのものを大きく増やす仕組みではありません。
真空地帯に入るには、まず87,400ドルの壁を終値で越えることが先。87,400ドルの手前で全力で買う理由はありません。私は買う日を分けて少しずつ積み上げるドルコスト平均法で、強気の玉を少しずつ増やしていきます。
「積み立てたいけど、どこで買えばいいか分からない」という方は、少額から始められるBTCCが手軽です。日にちを分けて少しずつ買う練習から始めてみてください👇
来週から見るのは「買い戻しの金額」より「長期金利の5%」
週明けから私が見る数字を、3つにまとめました👇
| 見るもの | 強気を強めるサイン | いったん慎重になるサイン |
|---|---|---|
| BTCの日足の終値 | 87,400ドル超えで確定 | 82,300ドル割れで確定 |
| 米10年債利回り | 5%割れ | 5.29%超え |
| 10月29日朝3時のFOMC | 据え置き | 利上げ |
ポストにあった「来週の60億ドル」の正確な日程と金額は、財務省の正式発表で確かめてから判断するのがおすすめです。大事なのは金額の大きさではなく、買い戻しのあとに長期金利が実際に下がったかどうか。ここが5%を割り込めば、ビットコインの向かい風は一気に弱まります。
87,400ドルの手前で大口が買っているのか売っているのかは、億トレニキ監視クラブをリアルタイムで見て確かめています。値動きの理由を、終わってから知るのではなく、動いている最中に知るための仕組みです。
そして土日は参加者が減り、小さな注文でも価格が上下に跳ねやすくなります。レバレッジを使っているなら、まずはロスカットまでの余裕を確認しておきましょう。仕組みとリスクの基本はこちら👇
-
-
【仮想通貨】レバレッジ取引は危険?初心者でも稼げる始め方と安全ルール
今回は仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引について、基本からコツまで初心者さんにもわかりやすく解説します!以前のブログで書いたビットコインFXとは違った視点で、レバレッジ取引に焦点を当てて、仕組みとリ ...
続きを見る
まとめ——買い戻しのニュースより、金利と終値を見る
- 国債の買い戻しは「量的緩和」ではない。9月に3倍規模で買い戻しても、長期金利は4.83%→5.28%に上がった。
- 82,300ドルは12日連続の終値キープ。ここを守る限り、87,400ドル突破から9万ドルを目指すシナリオは変えない。
- ゴーサインは米10年債の5%割れ。強気ポストより、買い戻しのあとの金利の動きで判断する。
12日続いた82,300ドルの守りが、87,400ドルへの4度目の挑戦につながるのか。週明けの長期金利が、最初の答え合わせになりそうです😉☝️
「自分で判断し続けるのに疲れた」「何度やっても負けが続く」——そんな方は、億を動かすトレーダーの売買記録がすべて公開されているハイパーリキッドで、答え合わせをしながら取引してみてください👇
重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
暗号通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
海外取引所利用時の重要な注意事項
法的リスクについて
・日本居住者の利用は、完全に自己責任での利用となります
・資金保護や紛争解決において、日本の法的保護を受けられません
招待コード:kimchan
最新情報は各SNSでも発信中! フォローしてお得なチャンスを逃さないでね
細かい分析や指標はInstagramでも発信しているので、フォローまだの方はお早めに 😉


30代・会社員・暗号資産は積立中
30代女性(モデルケース)