
2025年11月21日、日本のキャッシュレス決済最大手PayPay(7,000万ユーザー)とBinance Japanが、ついに連携サービスを開始しました。PayPayマネーで1,000円から仮想通貨(暗号資産)を購入できる時代が到来したのです。さらに注目すべきは、2026年1月から始まるCARF制度(暗号資産等報告枠組み)を見据えた、Binance Japanの戦略的ポジショニング。レバレッジ取引はできないものの、「日本円でBNBを購入してDeFiへアクセスする入口」としての価値が、今まさに輝き始めています。
本記事で分かること
- PayPay×Binance Japan連携サービスの全貌と使い方
- 2026年CARF制度下での取引所選びのポイント
- BNBがDeFi入口として機能する理由とメリット

PayPay×Binance Japan連携サービス、本日11月21日開始!

7,000万人が仮想通貨デビュー可能に
PayPay株式会社と
Binance Japan株式会社は2025年11月21日、暗号資産現物取引(販売所)でPayPayマネーからの入金により暗号資産を購入できる連携サービスを開始しました。
これは10月9日のPayPayによるBinance Japan株式40%取得発表から、わずか1カ月余りでの実現となります。
🛒 サービスの特徴:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低購入額 | 1,000円から |
| 入金手数料 | 無料 |
| 出金手数料 | 110円 |
| 利用可能時間 | 24時間365日(メンテナンス時除く) |
| PayPayポイント | 利用可能(期間限定除く) |
| 対応取引 | 販売所での現物購入のみ |
※ 入出金の上限額は、24時間: 100万円、30日間: 200万円
従来、仮想通貨を購入するには「銀行口座から取引所への振込」という手間がかかっていましたが、今回の連携により、PayPayマネーからワンクリックで購入・売却が完結します。
初回設定はBinance Japanアプリで簡単に
連携サービスを利用するには、以下の条件を満たす必要があります:
✅ Binance Japanアプリで本人確認完了済み
✅ PayPayで本人確認完了済み
✅ 初回のみ、Binance Japanアプリ内で「PayPay」アイコンから連携を有効化
対応アプリバージョン:
- iOS: 3.6.2以降
- Android: 3.6.4以降
初回設定さえ済ませれば、あとはBinance Japanアプリから直接PayPayマネーで購入できるようになります。銀行振込の待ち時間もなく、24時間いつでも取引可能です。
⚠️注意:今回のPayPay連携は「販売所」のみが対象です。「取引所」形式(板取引)は今までどおりJPYのみの対応。PayPay連携対象外です。
販売所と取引所の違いとは?
販売所は、Binance Japanが提示する価格で簡単に売買できるサービス。スプレッド(買値と売値の差)がある代わりに、初心者でも確実に購入できる仕組みです。一方、取引所は、ユーザー同士が注文を出し合って売買するため、スプレッドは狭いですが、希望価格で取引できない場合があります。
PayPay×Binance Japanが変える日本の仮想通貨市場
「取引所の壁」を完全に突破
これまで日本で仮想通貨を始めるには、以下のような壁がありました:
❌ 従来の壁:
- 取引所の口座開設が面倒(本人確認書類の提出、審査待ち)
- 銀行振込の手間(振込手数料、営業時間外は翌日反映)
- 初心者には用語が難しい(「販売所」「取引所」「板」など)
- 少額から始めにくい(最低購入額が高い取引所も)
✅ PayPay連携で解決:
- PayPayの本人確認済みなら、Binance Japanの口座開設もスムーズ
- PayPayマネーからワンクリック入金、手数料無料
- 1,000円から気軽にスタート
- 24時間365日、いつでも取引可能
特に「PayPayポイントで仮想通貨が買える」という点は、心理的ハードルを大きく下げます。「ポイントで試しに買ってみる」という軽いノリで始められるのは、初心者にとって理想的な入口です。
2026年CARF制度時代、取引所選びが重要に
CARF制度とは?海外取引所が「丸見え」になる時代
2026年1月1日から、日本を含むOECD加盟48カ国で「CARF(暗号資産等報告枠組み)」が開始されます。これは、海外の仮想通貨取引所が日本居住者の取引情報を、日本の国税庁に自動報告する制度です。
CARF制度のポイント:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始時期 | 2026年1月1日(施行確定) |
| 対象 | 海外仮想通貨取引所の日本居住者 |
| 報告内容 | 取引額、残高、利益など |
| 情報交換 | 2027年中に各国税務当局間で実施 |
| 対象国 | 日本、ドイツ、フランス、カナダなど48カ国 |
これまで「海外取引所なら税務署にバレにくい」と考えていた人も、2026年以降は情報が把握されます。未申告の利益があれば、追徴課税や重加算税のリスクが高まります。
CARF制度とは?
CARF(Crypto-Asset Reporting Framework)は、OECDが策定した暗号資産の国際的な税務情報交換制度です。CRS(金融口座情報の自動的交換)の仮想通貨版と考えてください。海外取引所を使っても、税務署には取引情報が報告される時代が来ます。
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】BTCCとは?安心できる海外取引所の特徴・使い方を解説【2025年版】
レバレッジなしでも勝てる!Binance JapanのBNB戦略

BNBが「DeFiへの入口」になる理由
「レバレッジ取引ができないなら、Binance Japanは物足りない」と思う人もいるでしょう。しかし、Binance Japanの真の価値は「BNBを日本円で購入できる」ことにあります。(2025年11月21日現在、日本の取引所ではBinance Japan以外にも2社のみ購入できます。)
BNBの主な用途:
✅ BNB Chain上のDeFi(分散型金融)での運用
✅ NFTマーケットプレイスでの購入
✅ ステーキング報酬の獲得
✅ ガス代(手数料)の支払い
BNBとは?
BNB(バイナンスコイン)は、世界最大級の暗号資産取引所Binanceが発行するネイティブトークンです。BNB Chainというブロックチェーン上で、DeFi(分散型金融)、NFT、GameFiなど多数のプロジェクトが稼働しています。
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】バイナンスコイン(BNB)2025年の価格予想と始め方|初心者も安心の投資ガイド
日本円からDeFiへの「3つのルート」を比較
国内取引所から直接DeFiにアクセスする方法は、実は複数あります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のスタイルに合った選択が重要です。
| ルート | 手順 | ガス代 ※ | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ①ETHルート | 日本円→ETH→MetaMask→DeFi | 高い (平均1〜2ドル、混雑時50〜100ドル) |
・Ethereum系DeFiに直接アクセス ・多くの国内取引所で購入可能 |
・ガス代が高額 ・混雑時は取引コストが跳ね上がる |
| ②USDCルート (SBI VC経由) |
日本円→USDC→MetaMask→DeFi | 中程度 (ステーブルコインの安定性あり) |
・価格変動リスクなし ・2025年3月からSBI VCで取扱開始 ・Circle社の信頼性 |
・Ethereum基盤のため、ガス代はETHと同様 ・対応DeFiがEthereum系に限定 |
| ③BNBルート (Binance Japan) |
日本円→BNB→MetaMask→BNB Chain DeFi | 激安 (平均0.005〜0.05ドル) |
・圧倒的に安いガス代 ・取引承認が約3秒と高速 ・BNB Chain系DeFiに幅広くアクセス |
・BNB Chain特化型 ・Ethereum系DeFiには別途ブリッジが必要 |
※注意:ガス代は時期・混雑状況により変動します(2025年Q1実績を参考)
ガス代とは?
ガス代(Gas Fee)は、ブロックチェーンネットワーク上で取引やスマートコントラクトを実行するために必要な手数料です。ネットワークが混雑するほど高くなり、EthereumよりもBNB Chainの方が圧倒的に安いのが特徴です。
Binance Japan経由でDeFiにアクセスする流れ
Binance JapanでBNBを購入し、自分のウォレット(MetaMaskなど)に送金すれば、BNB Chain上のDeFiプロトコルにアクセスできます。
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】未来の資産運用!初心者でもわかる DeFi(分散型金融)ガイド
Binance Japan → DeFiの流れ:
1️⃣ Binance JapanでBNBを購入(PayPayマネーで簡単)
2️⃣ BNBを自分のウォレットに送金(MetaMaskなど)
3️⃣ DeFiプロトコルで運用開始(PancakeSwapなど)
この流れで、Binance Japanは「DeFiへの日本円入口」として機能します。海外取引所を経由せず、国内取引所から直接DeFiにアクセスできるため、CARF制度下でも安心です。
👉:合わせて読みたい
【仮想通貨】メタマスクの使い方完全ガイド|2025年最新機能と初心者向け設定方法
【仮想通貨】PancakeSwapの始め方を徹底解説!初心者にもわかりやすい使い方・稼ぎ方
Binance Japanの今後の展望と投資機会
PayPay連携の第二弾、第三弾も期待
今回の連携サービスは、あくまで「第一弾」です。PayPayは10月の出資発表時に「今後、さらなる連携強化によってユーザーの利便性向上を目指す」と述べています。
今後予想される連携サービス:
✅ PayPayアプリ内で直接仮想通貨を購入できる機能
✅ PayPayポイントをBTCやETHに自動積立
✅ 仮想通貨決済のPayPay加盟店への導入
✅ ステーキングサービスのPayPay連携
特に「PayPayアプリ内での購入機能」が実現すれば、7,000万人のユーザーが一切の手間なく仮想通貨デビューできます。これは日本の仮想通貨市場に革命をもたらすでしょう。
Binance Japanで購入できる銘柄:
Binance Japanでは、BTC、ETH、BNBをはじめ、多数の主要銘柄を取り扱っています。2025年9月30日に、TRUMP上場により国内最多の63銘柄を取り扱っています。
PayPayマネー1,000円から、これら国内最多63銘柄すべての仮想通貨(暗号資産)が購入可能になりました。
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】ステーキングで稼ぐ!初心者でもわかる仕組みと始め方を徹底解説
まとめ:PayPay×Binance Japanが切り開く新時代
2025年11月21日のPayPay×Binance Japan連携サービス開始は、日本の仮想通貨市場における歴史的な転換点です。7,000万人のPayPayユーザーが、1,000円から、手数料無料で、24時間365日仮想通貨を購入できる環境が整いました。
さらに重要なのは、2026年1月から始まるCARF制度を見据えた戦略的ポジショニングです。海外取引所と国内取引所、それぞれのメリット・デメリットが明確になる中、Binance Japanは「日本円でBNBを購入してDeFiにアクセスする入口」として、独自の価値を提供します。
レバレッジ取引はできませんが、BNB ChainのDeFiエコシステムを活用すれば、国内取引所から直接高利回りを狙うことが可能です。CARF制度の時代、自分のスタイルに合った取引所を選ぶことが、ますます重要になるでしょう。
重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。仮想通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。レバレッジ取引は特にリスクが高く、資金を全て失う可能性があります。投資判断は自己責任で行ってください。必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう
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