
2025年11月、ついに週足レベルで“トレンドの最終防衛ライン”に到達したビットコイン。
10万ドルを割り込むか、それとも再び史上最高値を目指すのかー今この瞬間、世界中のトレーダーが息を潜めてチャートを見つめています。読み終えるころには、
「今は買いか?売りか?待つべきか?」が明確になり、あなた自身で相場の“転換点”を見極められる力が身につきます。
本記事で分かること
- チャートが語る「上昇トレンドの終焉サイン」
- 10万ドルは何がなんでも死守するマンの登場
- バブル継続か、終わりかの起点ライン

仮想通貨の弱気相場、2025年の価値上昇をほぼ全て消し去る

10月6日に仮想通貨市場がつけた時価総額4.4兆ドルという過去最高値から、わずか数週間で20%もの下落。
市場全体の上昇幅は、年初来でたった+2.5%にまで縮小しています。
この下落の発端となったのが、10月のトランプ砲による、約190億ドル分のレバレッジポジションの一斉清算。
ロングポジションの焼き尽くしが引き金となり、AIバブルやハイテク株の巻き戻しと共に
市場心理は一気に冷え込みました。
2025年は、世界の銀行・規制当局・機関投資家がデジタル資産を正式にポートフォリオに組み込み始めた年。
それでも、今のチャートを見れば“楽観視”できる状態ではありません。
トレーダーは反発に期待する兆しをほとんど見せていない。規制当局、世界の銀行、機関投資家がデジタル資産をより厳しく受け入れた年として特徴づけられるこの業績は、ほとんどの人が予想していなかった衝撃的なものだ。
トランプ再登場とAIバブルの影
去年米国ではトランプ大統領が「アメリカを仮想通貨の中心地にする」と宣言。
その発言を受け、ビットコインは一時+35%の急騰を見せました。
しかしその後、相場は反転。AI関連銘柄が「過大評価されている」との懸念から資金が一斉に流出。BTSEのCOOジェフ・メイ氏もこう警告しています。
「AI銘柄が崩れれば、ビットコインは10万ドルを割り込み、アルトコインはさらに深く沈む可能性が高い」
そして現状、ビットコインは再び心理的節目=10万ドルに接近しています。
ビットコイン日足チャート分析:ラインを“割れた”のか、それとも“割れてない”のか?

割れとるやんけ
— オクリビト (@okuribit777) November 5, 2025
TradingView上で年初から引かれてきたチャネル下限ラインが、
ついに今週、ローソク足のヒゲで割り込む動きを見せました。
SNSでは「割れた」「いや割れてない」という論争が勃発。
金ちゃんは明確にこう答えます。
「割れてないです。」
理由はシンプル。
実体(終値)でラインを跨いでいないからです。
ヒゲで触れた程度なら“騙し”であり、まだサポートは生きています。
これは「チャートの言語」を理解している人ほど分かる部分。
1本のローソク足で“踏み越えた”としても、
数日間その下で実体を保てなければ、それは真のブレイクとは呼べません。
「ラインを跨ぐ」とは、パスポートにスタンプを押すこと

この考え方を比喩で言えば、
カンボジアとタイの国境で右足をタイに出した瞬間、
「俺、タイにいるぜ〜」と言っても入国とは認められません。
入国審査を通り、スタンプを押され、数日滞在して初めて“入国”です。
ビットコインも同じで、ラインを超えたかどうかは
“その先でどれだけ滞在(保ち合い)できるか”で判断します。
現在のシナリオ:10万ドル防衛戦と「ショート勢の焦り」

チャート上では、黄色いチャネル下限を一時的に下抜けしたものの、
10万ドルちょうどのラインで強烈な買い支えが入っています。
この「守りの壁」を築いているのが、“10万ドルは何がなんでも死守するマン”。
彼らが防衛に成功すれば、ショート勢(売りポジション)は一気に手仕舞いを強いられ、
ショートカバーによる反発ラリーが発生する可能性があります。
一方で、この水準を実体で3日以上割り込むようなら、
次のサポートは95,000ドル〜92,000ドル帯まで一気に視野に入ります
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ビットコイン週足が示す「上昇トレンドの最終防衛ライン」

2023年後半から始まったビットコインの上昇トレンド。
この2年間の値動きを支えてきた“最重要ライン”が、白い50EMA(週足の移動平均線)です。
実はこの50EMAこそ、上昇トレンドを証明してきた「背骨」のような存在。
2024年8月、そして2025年4月、どちらもBB(ボリンジャーバンド)の2.5σを貫通する急落を見せたにも関わらず、
最終的にはこのラインで反発し、大きな上昇へと転じています。
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今回も“歴史は繰り返す”のか?
現在のBB(ボリンジャーバンド)も同様に、下から上昇してきた「右肩上がりのサポート構造」を形成しています。
この形状は、過去にも“強い買い支え”として機能してきたパターン。
もし今回も同じように機能すれば、今回の下落は絶好の買い場だったことになります。
ただし「楽観」は禁物。今の相場はオーバーラン状態
ここで注意したいのは、過去の上昇トレンドの「終盤パターン」になる可能性の点です。
ビットコインは現在、高値圏で長期間レンジを形成中。
次第に相場はレンジからトレンドへと移行していこうというフェーズ。
つまり、
そろそろレンジが終わり、どちらかに大きく抜けてもおかしくないタイミング。
実際、今の週足では典型的な三尊(ヘッド・アンド・ショルダー)が形成されつつあるのが確認できます。
今、攻防の最前線にある「三尊のネックライン」
現在の価格帯は、まさにこの三尊のネックライン攻防の真っ只中。
このラインを明確に割り込むか、それとも再び反発するか──
その結末次第で、次の数か月間のビットコインの方向性が決まるといっても過言ではありません。
抜ければ大幅下落、耐えれば底打ちからの大反発。
どちらに転んでも、50EMAがサポートとして機能するかどうかが運命を分けるカギとなります。
今の局面で焦ってポジションを取るのは得策ではありません。
市場がどちらの方向に“入国スタンプ”を押すのか、まだ確定していない段階だからです。
相場の格言にこうあります。
「待つも相場」
つまり、参加しないことも戦略のひとつ。
本当の勝者は、チャンスが来るまで“待てる人”です。
焦らず、週足レベルでトレンドが明確に定まる瞬間を待ちましょう。
そのタイミングこそ、次の大波に乗る絶好の瞬間になります。
重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
仮想通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
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