
「リーマンショックが、また来るかもしれない──」
世界の中央銀行が、わずか24ヶ月で312回もの利下げを実施。
この数字は2008年の金融危機直後(313回)とたった1回差しかないことをあなたはご存知でしょうか?
今、世界は再び“同じ過ち”を繰り返そうとしている。これは終わりの始まりか、それとも“最終上昇局面”のサインなのか?最後まで読めば、この不況経済で生き抜く方法が分かります。
本記事で分かること
- なぜ今、世界が一斉に金利を下げているのか
- 今後世界はどうなるのか
- 金・仮想通貨への影響はどうなるのか

この記事では、現時点で公開されているブルームバーグ、政府公開データ、報道内容をもとに“可能性の高いシナリオ”を整理して執筆しています。ただし、今後の調査で見解が変わることがあります。
【異常】312回──前代未聞の利下げラッシュ

世界の中央銀行は過去24ヶ月間で312回の利下げを実施しました✍️
これは、2008年の金融危機後に記録された313回とほぼ同水準。
わずか1回の差で、過去25年間で2番目に多い数字です😨
| 期間 | 利下げ回数 | 状況 |
|---|---|---|
| 2008年〜2010年 | 313回 | 世界金融危機後の緊急対応←リーマンショック |
| 2024年〜2025年 | 312回 | 同規模の協調緩和←なぅ |
| 2020年前後 | 255回 | コロナ禍による一時的な緩和 |
| 2022〜2023年 | わずか30回 | 世界的な引き締め期 |
つまり、わずか2年で「歴史的な引き締め」から「大緩和」へ180度の転換が起きたということです。
わずか2年で金融政策がここまで転換したのは、私の投資キャリアでも初めての経験です。
中央銀行がこれほど一斉に利下げへ動くときは、“嵐の前の静けさ”であることが多い。
今はまだ市場全体が楽観的ですが、実際には流動性の波が一気に膨らみ、次のバブルをつくる準備段階に入っていると見ています。
こういうときこそ、短期の値動きではなく『どこにお金が向かっているのか』に注目すべきですね。
世界の82%が“利下げ組”に転向
Central banks are pivoting globally:
World central banks have cut rates 312 times over the last 24 months, the 2nd-highest total in at least 25 years.
This is just one rate cut below the 2008 Financial Crisis response.
By comparison, the global pivot before and during the 2020… pic.twitter.com/Boiorq4Fhc
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) October 25, 2025
現在、世界の中央銀行の82%が過去6ヶ月で利下げを実施しています。
この参加率は2020年以来の最高水準。
金融緩和は、もはや一国の政策ではなく世界的な協調行動に変わりました🚶💥
ブルームバーグの記事によると、
「FRBが主導する利下げが世界中に波及しており、主要7カ国のほとんどが追随している」
さらにブルームバーグ・エコノミクスの試算では、
2025年末までに先進国の借り入れコストが80ベーシスポイント低下すると予測されています。
金融緩和は“登山”ではなく“下山”のフェーズへ
ブルームバーグは利下げを「山登りに対する下山」に例えています。
登るときはゆっくりでも、下山は一歩間違えれば転落する。
つまり、金利を下げることの方が難しいという警告です。
この「危うい下山」を先導しているのが次の国々です👇
| 中央銀行 | 現在の方針 | 特徴 |
|---|---|---|
| FRB(米国) | 利下げ中 | 2024年9月に0.25%利下げで世界を牽引 |
| ECB(欧州) | 利下げ中 | 2024年6月以降8回の利下げ |
| 日本銀行 | 利上げ中 | 唯一の逆方向、マイナス金利解除 |
| イングランド銀行 | 利下げ検討中 | インフレ鈍化を見極めつつ様子見 |
「リセッション級」のスピードで進む緩和
ここが最も異常です。世界の金利引き下げペースはリセッション時と同レベル。
にもかかわらず、現在の主要国は“正式な景気後退”には入っていません。
ではなぜ、各国が慌てて利下げを進めるのか?
理由は3つあります👇
-
景気後退の予防(予防的緩和)
→ 実際に景気が悪化する前にブレーキを緩める動き。
-
インフレの鈍化
→ 物価が落ち着いた今こそ緩和の余地ができた。
-
労働市場の減速
→ 雇用悪化の兆候を早めに食い止めたい。
40才女性
ニュースでは“景気がいい”って言うけど、実感なんて全くないです。スーパーに行けば、卵も野菜もお肉も高いまま。うちは共働きだけど、給料はほとんど変わらないし、ボーナスも微増。株価とか不動産の話を見ても、“私たちの暮らしとは別世界”って感じです。この状況がまさに異常なんでしょうね。
新興国のほうが冷静だった
意外なことに、新興国の方が金融運営は健全でした。
ブラジルやメキシコは2024年初頭にすでに利下げを実施。
インフレも抑え、金融市場の混乱も回避しています。
| 国 | 政策 | 特徴 |
|---|---|---|
| ブラジル | 段階的利下げ | 早期対応で市場安定 |
| メキシコ | 予防的利下げ | インフレピークを回避 |
| 英国・米国 | 反応遅れ | 債券市場での混乱を経験 |
先進国が迷いながら下山する中、
新興国は落ち着いて“安全ルート”を進んでいるのです。
金(ゴールド)に資金が殺到する理由

金は「利息を生まない資産」ですが、
世界中で金利が下がると“持つだけで強い”資産になります。
-
過去4ヶ月で500億ドルの資金流入
-
金価格は史上最高値圏で推移(1オンス=4,100ドル前後)
-
中央銀行は16年連続で買い越し
バンク・オブ・アメリカのマイケル・ハートネット氏はこう述べています:
「これほど多くの金融刺激策が流れ込む中、すべての市場は“ブーム、バブル、通貨切り下げ”に向かっている。」
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中国が金を買い占めている?

今、金価格を押し上げている最大の買い手は中国です🇨🇳
上海先物取引所のデータでは、
中国投資家の現物金保有がわずか1年で25倍に膨れ上がっている。
同時に、外国中銀が米国債の保有を減らし、代わりに金を大量購入している兆候も見られる。
この動きが“デベースメント・トレード”を加速させている他ならない。
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ブルームバーグ
1980年・2011年の金バブルと比較すると、今回の上昇は2011年型(信用危機後の反射的上昇)に近い。その頃も「アメリカ国債の格下げ」が引き金だったが、今回は明確な事件がないまま金が上昇しており、より構造的な不信感が背景にある。また、過去のバブル(ナスダック2000年・上海株2007年)では、ピーク直前に大幅な乱高下が起きた。今の金市場もまさに“最終局面に入ったバブル”の特徴を見せている。
まとめ:これは“金融リセッション”だ
312回──それは単なる数字ではありません。世界経済のパラダイムシフトを象徴する「号砲」です。
今後数ヶ月で、金・ビットコインのいずれかが新しいマネーの逃避先になるでしょう。
ブームの裏で生まれるのは、次のバブル。バブルの裏で生まれるのは、次の時代。
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重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
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