
「イーサリアムとETHって、同じものじゃないの?」
結論から言うと、イーサリアムは「ネットワークの名前」、ETHは「そのネットワークで使う暗号資産」です。
ビットコインがお金そのものを目指したのに対し、イーサリアムはプログラムを動かすための仕組みとして作られました。
初心者がつまずく3つを順に解きます👇
- ビットコインとイーサリアムは何が違うのか
- ETHは何に使われるのか
- なぜ送金や取引にガス代が必要なのか
こんな方におすすめ
- イーサリアムとETHの違いを説明できるようになりたい
- スマートコントラクトが何をしているのか知りたい
- ガス代が必要な理由と、高くなる仕組みを知りたい
本記事の価格は、2026年10月17日時点のものです(取引中の値のため、確定値ではありません)。仕組みの説明はイーサリアムの公開仕様(EIP-1559ほか)によります。

👉:合わせて読みたい【暗号資産】ビットコインとイーサリアムの違い3つ!最初に買うのはどっち?
イーサリアムとETHは何が違う?まず3つの言葉を整理する

「イーサリアムを買った」と言っていませんか。正確には、買っているのはETHです。
まず3つの言葉を分けます👇
| 言葉 | 正体 | 身近なたとえ |
|---|---|---|
| ①イーサリアム | ブロックチェーンのネットワーク。世界中のコンピュータがつながった仕組み | 鉄道の路線そのもの |
| ②ETH(イーサ) | そのネットワークで使う暗号資産。取引所で売買するのはこれ | その路線で使う切符 |
| ③スマートコントラクト | ネットワーク上で実行されるプログラム。誰でも置ける | 駅に置かれた自動販売機 |
ビットコインは価値を送ることに機能をしぼった設計です。
対してイーサリアムは、その上で自由にプログラムを動かせるように作られました。
正しくは「イーサリアムのネットワークでETHを送る」です。
では、その上で動くプログラムとは何なのか。次で見ていきます。
スマートコントラクトとは?自動販売機と、いま動いている3つの実例

「スマートコントラクト=難しい契約の話」だと思っていませんか。
自動販売機を思い浮かべてください。お金を入れてボタンを押せば、店員がいなくても飲み物が出てきます。「条件を満たしたら、自動で実行される」——これがスマートコントラクトです。
イーサリアムの上では、この自動販売機を誰でも作って置けるようになっています。
実際に何が自動化されているのか見てみましょう👇
いまイーサリアム上で動いている3つの実例
- DeFi(分散型金融):取引所の会社を通さず、プログラムが交換や貸し借りを処理します。銀行や証券会社がやっていた照合と決済を、人を介さず行う点が違いです
- ステーブルコイン:1ドルに価値を合わせた通貨の多くが、ここで発行・送金されています
- NFT(デジタル作品の所有記録):誰が持っているかを、運営会社のデータベースではなくブロックチェーン上に記録します
共通するのは、間に立つ会社の作業をプログラムが肩代わりしている点です。
スマートコントラクトの注意点
- プログラムの欠陥が狙われます。過去に設計の穴を突かれ、預けた資産が流出した例があります
- 一度置かれたプログラムは後から止めたり直したりしにくい設計です
- 中身を確認せず承認すると、意図しない引き出しを許すことがあります
「自動で動く」は、「誰も止められない」と表裏一体です。
このプログラムを動かすたびに必要になるのが、ガス代です。
ガス代とは?なぜ必要で、なぜ混むと高くなるのか

「送金したら、思ったより手数料を取られた」——その正体がガス代です。
イーサリアムで操作をすると、ガス代という手数料がETHで必要になります。
取引は世界中のコンピュータが計算して記録しています。その手間への対価がガス代です。
タダなら、意味のない処理が無限に流し込まれて止まってしまいます。
そして混み合うほど高くなります。先に処理してほしい人が多く払う、入札に近い仕組みだからです。
払ったガス代は、2つに分かれます👇
あなたが払うガス代は2つに分かれます
| 基本料金(ベースフィー)
そのまま消える |
チップ(プライオリティフィー)
記録した人へ渡る |
誤解されやすいのが「消えるから、ETHは減り続ける」という話です。
実際は違います。ネットワークを維持する人への報酬として新しいETHも発行されているからです。
供給はどちらに動いているのか(2026年)
- 2024年の仕様変更で手数料が大きく下がり、消える量そのものが減りました
- 2026年はETHの総量がゆるやかに増えている状態です(年0.5〜1%ほど・集計により幅があります)
- ガス代が上がった時期だけ、消える量が発行量を上回ります
※ビットコインのような発行上限はありません。増減は使われ具合で変わります。
なお、ガス代の払い方も変わろうとしています👇
【イーサリアム、ステーブルコインでガス代支払いが可能に】
イーサリアムで、ETHの代わりにステーブルコインでガス代を支払えるようにする新たな提案が前進しました。2027年の導入を予定しており、ユーザーがガス代支払いのためにETHを別途保有する必要がなくなります。https://t.co/Z7HQ2vAqza— 🇮🇩暗号資産女子の金ちゃん2.0|AI×お金×世界経済 (@kimchan_btc) 2026年9月8日
ETHを持っていなくても使えるようにする案です。
ガス代は誰かの儲けだと思っていました。一部が消えること、それでも総量が増える時期もあると知って腑に落ちました。
※当サイトが想定読者として作成した感想です。実在の利用者の評価ではありません。
仕組みが分かると、次に気になるのは値段です。ただしここに落とし穴があります。
ETHの値段は、技術が広がれば上がる?
「使われるなら、値段も上がるはずでは?」——そう単純ではありません。
まず2026年10月17日時点の数字です👇
2026年10月17日時点のETH
- 1ETHのねだん:約2,432ドル
- ビットコインで測ると:1ETH=約0.03BTC。2024年の年平均は0.047でした
- 時価総額の順位:ビットコインに次ぐ2番目
注目してほしいのは2つ目です。
この2年、技術は広がり続けました。それでもビットコインと並べた値は、2024年の年平均から約36%下がりました。
つまり「技術が広がる=値段が上がる」ではないということです。
値段は使われ具合だけでなく、金利・規制・資金の向かう先でも動きます。
買う前に確かめたいことを3つに絞りました👇
買う前に確かめる3つのこと
- ドルだけでなく、ビットコインと並べても見たか:ドルで上がっていても、BTC比では負けている時があります
- 値動きの大きさに耐えられるか:ETHはBTCより上下が大きい傾向です
- 何年持つつもりか:期間で見るべき数字が変わります
もうひとつ、値段そのものより先に動くものがあります。
大口がETHをどう売り買いしているかです👇
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- 最初の7日間は無料、8日目から月額980円
- 2026年11月1日から新規は2,980円に改定予定。10月31日までに申し込めば、契約が続くかぎり980円のまま
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※サービス内容・料金・改定時期は運営側の案内に基づきます。暗号資産の取引には元本割れのリスクがあり、利益を保証するものではありません。利用前にリンク先の最新条件をご確認ください。
とはいえ、いきなりお金を払うのは不安だと思います。
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L1とL2の違い|金ちゃんがBNBやXRPも見ている理由
「イーサリアムを使おうとしたら、アービトラムとかベースとか出てきた」——あれは何なのでしょうか。
暗号資産のチェーンは、L1(レイヤー1)とL2(レイヤー2)の2つに分かれます。
ビットコインもイーサリアムもL1。そしてBNBやXRPも、自分のチェーンを持つL1です。
| くらべる点 | L1(レイヤー1) | L2(レイヤー2) |
|---|---|---|
| 正体 | チェーンそのもの | L1の上に乗る拡張の層 |
| 役割 | 取引を最終的に確定させる | 速く・安く処理する |
| 例 | ビットコイン、イーサリアム、BNB、XRP | アービトラム、ベース、opBNB |
| 単独で成り立つ? | 自分だけで動く | 土台のL1が要る |
ここが決定的な差です。
L2で処理した取引も、最後はL1に戻して記録されます。安全性をL1から借りている構造です。
その理解で合っています。出張所は便利ですが、本店が閉まれば続けられません。
もうひとつ。L1を使うには、そのチェーンの通貨が要ります。
イーサリアムならETH、BNBチェーンならBNB。使われるほど、その通貨の出番が増えるという形です。
ただし「L1だから上がる」ではありません
- L1同士の競争は激しく、使われなくなったチェーンもあります
- 構造として出番があることと、値段が上がることは別です
- XRPのように得意分野が送金寄りのチェーンもあり、用途はL1ごとに違います
見るべきは「L1かどうか」ではなく、そのチェーンが実際に使われているか。
イーサリアムで身につけたこの見方は、ほかのL1にもそのまま使えます。
まとめ|イーサリアムはネットワーク、ETHはそこで使う暗号資産
- イーサリアムはネットワークの名前、ETHはその上で使う暗号資産。取引所で売買するのはETHです。
- スマートコントラクトは「条件を満たすと自動で動くプログラム」。DeFi・ステーブルコイン・NFTを支える一方、欠陥が狙われるリスクもあります。
- ガス代は計算と記録を頼む対価。基本料金は消え、チップは記録した人へ渡ります。ただしETHの総量が必ず減るわけではありません。
- 技術が広がることと値段が上がることは別。ドルとビットコインの両方で見てください。
イーサリアムは「買う対象」であると同時に「使われる仕組み」です。
どちらを見ているか意識するだけで、情報の読み方が変わります💪
ガス代も価格も毎日動きます。私は引き続きXとインスタグラムで数字をお届けするので、フォローしておくと見逃しがありません😉
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