
「8月も9月も上昇。しかも10月は“Uptober”なら、このまままた、上がるんじゃない?」
月別成績だけを見ると、そう期待したくなる相場です。
ビットコインは8月に約25%上昇し、9月も30日時点で約6%のプラス。月別の成績が残る2013年以降、8月・9月がそろってプラスになるのは初めてです。
さらに10月は、過去13年で10回上昇してきたことから「Uptober(Up+October)」とも呼ばれる月。数字だけ並べれば、10月への期待が高まるのも自然です。
ただし、ここに今年ならではの落とし穴があります☝️
過去に「8月・9月が連続プラスだった年」が一度もない以上、今年と同じ流れから10月がどう動いたのかを比べられる前例もありません。
つまり今年は、「10月は過去によく上がった」という季節性だけでは判断しにくい相場です。
だから今回は、月別騰落表から数えた10月の実績に加えて、表には出てこない現在の相場環境まで重ねながら、10月のビットコインの動向をプロの視点を交えながら解説していくので気になる方は是非最後までお読みください。
本記事で分かること
- 8月+25%・9月+6%の「連続上昇」が2013年以降初となる意味
- 「Uptober」は本当に強い?過去13年の10月の勝率と値動き
- 10月の上昇継続を判断するために見るべき「82,500ドル」と「90,000ドル」
8月か9月、どちらかは必ず負けていた——去年まで

▲ビットコインの月別騰落率(CoinGlass)
今年は8月が+24.95%、9月が+6.37%。表の一番上の段で、8月と9月のマス目がそろって緑になりました。
一番惜しかった2013年でも、8月は+30.42%と大きく上げたのに、9月は−1.76%でわずかに届きませんでした。
7月の+7.36%も合わせると、7〜9月の3か月で6月末の安値から4割以上戻した計算になります。夏は動かない、というよくある見方とは逆の夏でした。
こんな方におすすめ
- 「Uptober」という言葉を最近よく見かける方
- 10月にビットコインを買うか迷っている方
- 季節の傾向をどこまで信じていいか知りたい方
10月は13年で10勝。でも平均は当てにしない
10月は、海外の投資家の間で「Uptober(アップトーバー。上がる=upと10月=Octoberを合わせた言葉)」と呼ばれています。同じ表で10月の列を数えると、呼び名の理由が分かります。
| 10月の実績(2013〜2025年) | 数字 |
|---|---|
| 勝ち負け | 10勝3敗 |
| 平均 | +19.92% |
| 中央値(13年を並べた真ん中の値) | +14.71% |
| 9月がプラスだった年(5回)の10月 | 4勝1敗 |
※ドル建て。表の数字から集計(2026年10月はまだ結果なし)。
ただ、平均は2013年の+60.79%に引っ張られています。1年だけの大当たりが混ざると、平均は実力以上に膨らむ。だから私は中央値の方を目安にしています。
今年に近い「9月がプラスだった年」は、2015年・2016年・2023年・2024年・2025年の5回です。その中の1敗が、去年の10月(−3.69%)でした。一番新しい例が負けている。ここは覚えておきたいところです。
ビットコインは月足で「82,500ドル」を奪還——10月はここを守れるかが最初の分岐点

「8万ドル台まで戻ったから、もう上昇トレンドに戻った」と判断するのは、まだ少し早いでしょう📝
ビットコインの月足で約82,500ドルを重要な水準として挙げているのが上記のチャート画像です。
月足終値が約82,500ドルを上回れば、10月にこの水準を新しいサポートとして再テストする展開が考えられます。
反対に、月足ベースで82,500ドルを再び明確に下回る場合は、今回の上昇がそのまま続かず、浅い押し目、あるいは再び持ち合いへ戻る可能性を警戒する必要があります。
① 82,500ドル:月足で奪還した重要ラインをサポートに変えられるか
② 90,000ドル前後:私の月足チャートでも意識される次の大きな上値抵抗帯
③ 下降トレンドライン:ここまで突破できれば、中長期のチャート構造にも変化が出てくる
私の月足チャートで見ても、ビットコインは大きな下降チャネルの中から反発し、現在は83,000ドル台まで戻しています。ただし、すぐ上には90,000ドル前後の水平抵抗と下降トレンドラインが残っています。
つまり10月は、「上がるか・下がるか」を最初から決めつけるより、82,500ドルを下値として固める → 90,000ドル前後を突破するという順番で確認する方が分かりやすい相場です。
82,500ドルを守れれば、次は90,000ドル前後への挑戦。逆に82,500ドルを月足ベースで失えば、「Uptoberだから上がる」という季節性だけで強気になる局面ではありません。
10回も勝っているなら、10月は買っておけばいいってことですよね?9万ドルのレジスタンスは超えたら金ちゃんのいつも言う「真空地帯」の宇宙空間へ突入ってことなんじゃないかしら?少し期待しちゃうわね。
そう思いたくなりますよね。でも13回は、統計としてはかなり少ない数です。それに季節の傾向は、その年の金利や景気を考えてはくれません。
季節性は「起きやすさ」であって、約束ではありません。だから私は、10月に買うとしても一度に全部ではなく、何回かに分けて買うドルコスト平均法と決めています。
追い風の裏で、長期金利は5%を超えたまま

▲ビットコイン日足(TradingView)
米10年債利回り(米国の長期金利の代表。上がると、利息を生まないビットコインには逆風になりやすい)は、9月23日に5.1%台へ上がってから一度も5%を割らず、30日にはこの1年で最も高い水準で取引を終えました。
| 日付 | 米10年債利回り |
|---|---|
| 9月22日 | 4.97% |
| 9月23日 | 5.11% |
| 9月30日 | 5.29% |
不思議なのは、30日に出た8月分の物価指標です。FRBが重視するPCE(個人消費の物価)のうち、値動きの大きい食品とエネルギーを除いた「コア」は前年比+3.0%。予想を下回りました。10月の利上げの見方も後退したと報じられています。
それでも長期金利は下がりませんでした。ビットコインも同じです。チャートの右端を見ると、9月21日に87,000ドル台まで上げたあと押し戻され、いまは83,000〜85,000ドルでもみ合っています。一番右のローソク足には、85,000ドル台まで伸びて押し戻された長い上ヒゲも残っています。
同じ時期に起きたことは確かですが、金利だけが原因とは言い切れません。私は、市場がまだ良いニュースを信じ切れていない、と見ています。
4割戻しても、ビットコインはまだ年初の値段に届いていません。年初の約87,500ドルに対して、現在は約83,500ドルです。
実は9月21日、私はこうポストしていました。
ビットコインこのまま9万ドル行っても構わない人だけいいねしてこの界隈を盛り上げよう‼️💃
やっぱりビットコインが元気だと、うれしい!楽しい!大好き! https://t.co/TChUv2sw4N pic.twitter.com/CJCwwhHZdA
— 🇮🇩暗号資産女子の金ちゃん2.0|AI×お金×世界経済 (@kimchan_btc) 2026年9月21日
金利とビットコインの細かい分析はインスタグラムでも発信しています💡
10月の答えを決めるのは、暦より雇用と金利
では、10月に先に何を見ればいいか。金利を動かしそうな予定は2つです👇
| 日本時間 | 予定 | 見るところ |
|---|---|---|
| 10月2日(金)21:30 | 米雇用統計(9月分) | 雇用の増え方が予想より強いか弱いか |
| 10月29日(木)3:00 | FOMC(米国の金利を決める会合)の結果 | 利上げするか、据え置くか |
雇用が予想より強ければ、利上げの見方が戻り、長期金利は下がりにくくなります。その場合、87,000ドル台の壁は厚く見えやすいでしょう。
逆に雇用が弱く、10年債利回りが5%を割り込むような動きになれば、金利面の逆風は和らぎやすい。季節の追い風が素直に効く条件が、一つそろいます。
壁の手前で大口がどちらに動くのかは、億トレニキ監視クラブで追っています。値段が止まった理由を、あとからではなくその場で確かめるための道具です。
指標の直後は上下に大きく振れやすい時間帯です。レバレッジをかけている人ほど、振り落とされない準備が先です。発表直後の荒い値動きでレバレッジがどう効くのかは、こちらで整理しています👇
-
-
【仮想通貨】レバレッジ取引は危険?初心者でも稼げる始め方と安全ルール
今回は暗号資産のレバレッジ取引について、基本からコツまで初心者さんにもわかりやすく解説します!以前のブログで書いたビットコインFXとは違った視点で、レバレッジ取引に焦点を当てて、仕組みとリスク管理につ ...
続きを見る
まとめ——10月は暦と金利を並べて見る
- 季節性は平均ではなく中央値で見る。1年の大当たりで膨らんだ数字に期待を預けない。
- 87,000ドル台は終値で見る。上ヒゲで触れるだけなら、壁はまだ残っていると考える。
- ビットコインより先に、米10年債の5%を見る。上回ったままの間は、季節性を理由に上を追わない。
今年の10月が、あの表にどんな色のマス目を足すのか。最初の手がかりは、明日の夜の雇用統計で見えてきそうなので要チェックです😉☝️
重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
暗号通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
海外取引所利用時の重要な注意事項
法的リスクについて
・日本居住者の利用は、完全に自己責任での利用となります
・資金保護や紛争解決において、日本の法的保護を受けられません
招待コード:kimchan
最新情報は各SNSでも発信中! フォローしてお得なチャンスを逃さないでね
細かい分析や指標はInstagramでも発信しているので、フォローまだの方はお早めに 😉


30代・会社員・暗号資産は積立中
30代女性(モデルケース)