「ドルが最強の安全資産」だと信じていませんか?
実は、世界のマネーはすでにアメリカから静かに逃げ出しています。米国債を売り、代わりに金を買い増す。そんな動きを先頭で進めているのが中国を中心としたBRICS諸国です。この記事を最後まで読めば、今世界で起きていること、そして自分たちの生活を守るためにするべき行動のヒントが見えるハズです💡

本記事で分かること
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BRICSとG7の経済力逆転の背景
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中国を中心に進む「米国債売却」と「金買い増し」トレンド
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個人投資家が取るべき現実的な行動指針
ゴールドは史上最大の上昇相場へ?カップ・ウィズ・ハンドル完成でターゲットは5758ドル
金(ゴールド)の長期チャートを見ると、非常に興味深いパターンが浮かび上がっています。それが「カップ・ウィズ・ハンドル(Cup with Handle)」です。過去20年以上の値動きを俯瞰すると、大きなカップ型を形成し、その後ハンドルを経てネックラインを突破。まさに教科書通りの強気シグナルが点灯しています。
ネックラインを突破した強気転換
長期的なレジスタンスラインであった2,072ドルを明確に突破し、その後も上昇を継続。これにより、ゴールドは次の大きなターゲットへと向かう可能性が高まっています。
ターゲットは5758ドル
チャートのパターン分析から導かれる上昇ターゲットは、なんと5,758ドル。これは歴史的な上昇余地を示しており、金市場のセンチメントがいかに強気に傾いているかを裏付けています。
現在価格 | ターゲット価格 | 上昇幅 | 上昇率 |
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3,759ドル | 5,758ドル | +1,999ドル | 約53% |
最新!世界の金保有国ランキング(2025年7月時点)
順位 | 国・機関 | 保有量(トン) | 外貨準備比率 | 前年比 |
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1位 | アメリカ | 8,133.5 | 70.6% | → |
2位 | ドイツ | 3,351.5 | 71.8% | → |
3位 | IMF | 2,814.0 | - | → |
4位 | イタリア | 2,451.8 | 68.7% | → |
5位 | フランス | 2,436.0 | 65.9% | → |
6位 | ロシア | 2,336.5 | 29.1% | ⬆️ |
7位 | 中国 | 2,302.0 | 4.9% | ⬆️ |
8位 | スイス | 1,040.0 | 7.8% | → |
9位 | 日本 | 846.0 | 4.8% | → |
10位 | インド | 822.1 | 11.6% | ⬆️ |
世界全体では、中央銀行による年間の金購入量が約1,000トンに達し、これで3年連続の高水準となりました。驚くべきは、これは全金産出量の30%にあたるということ。つまり、地球上で掘り出された金の3分の1を国家レベルで中央銀行が吸い上げている計算になります。
その結果、世界全体の金保有量は1965年のピーク(38,000トン)に接近中。半世紀以上前の水準に戻りつつある背景には、米ドルへの依存を減らし、地政学リスクに備えようとする各国の思惑が透けて見えます。
ドルからゴールドへ?世界覇権シフトの可能性
世界の外貨準備の構成を見ると、過去100年で大きな変化が起きてきました。20世紀前半は金本位制のもと、各国は大量の金を保有していました。その後、第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制で「ドルが基軸通貨」となり、金の比率は低下。1971年のニクソンショックで金とドルの交換が停止されて以降は、ドルが圧倒的シェアを握ってきました。
しかし、近年の流れは逆転しています。
2014年時点でドルは約65%、ゴールドはわずか10%でしたが、2025年にはドル55%、ゴールド20%まで縮小・拡大。年平均でドルは-9ポイント低下、ゴールドは+0.9ポイント上昇しています。このペースが20年続けば、2044年頃には両者が並ぶと試算されています。
ゴールドが基軸通貨となるシナリオ
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地政学リスクの高まり
米中対立やロシア制裁により、各国が「ドル依存は危険」と認識。代替資産として金を増やす流れが続いています。
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中央銀行の大量購入
世界全体で年間1,000トン近い金を買い増しており、すでに全産出量の30%を占めています。これは「投資」ではなく「国家の盾」としての動きです。
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信頼の積み重ね
通貨の価値は「信用」で決まります。米ドルは軍事力と経済力に裏打ちされてきましたが、債務の拡大と信用低下が進めば、物理的に存在するゴールドの信頼性が相対的に高まります。
ただし現実には…
ゴールドがそのまま「基軸通貨」としてドルを置き換えるかと言えば、必ずしもそうではありません。国際取引や決済システムには流動性や利便性が求められ、現物の金では対応が難しいからです。むしろ現実的なシナリオは以下です。
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「ドル基軸通貨体制」は維持されつつ、各国は外貨準備で金の比率を増加させる
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デジタル人民元やBRICS通貨など、新興国が金に裏付けられた通貨を導入する
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結果として「ドル一極集中」から「ドル+金+複数通貨」の多極化へ
結論
今後20年で「ゴールドが世界の覇権を握る」可能性は十分にあります。ただしそれは、ドルを完全に凌駕するというよりも、「ドル依存を弱めるバランサー」としての役割が強まる形でしょう。言い換えれば、2040年代の世界は「ドルとゴールドの二本柱」による国際金融秩序が形成されるかもしれません。
つまり、私たち個人にとっては「金を保有すること」が、未来の不確実性を乗り越える最大の保険になるのです。
米国債という「神話」が崩れた日
かつて米国債は“世界最強の資産”と呼ばれていました。1990年代から2005年頃まで、世界の外貨準備は米国債一色。ピーク時には外国が保有する米国債の比率が50%を超えていたのです。
「アメリカは絶対に倒れない」「ドルは永遠に安全だ」――誰もがそう信じていました。
しかし2008年、リーマンショックがその神話を壊しました。あの瞬間を境に、米国債は“リスクのない資産”から“アメリカ依存の資産”へと認識が変わったのです。

最新!世界の米国債保有国ランキング(2025年7月時点)
順位 | 国・地域 | 保有額(億ドル) |
---|---|---|
👑1 | 日本 | 11,514 |
2 | イギリス | 8,993 |
3 | 中国 | 7,307 |
4 | ケイマン諸島 | 4,387 |
5 | ベルギー | 4,282 |
6 | ルクセンブルク | 4,050 |
7 | フランス | 3,920 |
8 | カナダ | 3,814 |
9 | アイルランド | 3,241 |
10 | スイス | 3,030 |
11 | 台湾 | 2,998 |
12 | シンガポール | 2,536 |
13 | 香港 | 2,479 |
14 | インド | 2,197 |
15 | ノルウェー | 2,080 |
16 | ブラジル | 2,017 |
17 | 韓国 | 1,325 |
18 | サウジアラビア | 1,317 |
19 | UAE | 1,078 |
20 | ドイツ | 1,077 |
全体合計: 91,587億ドル(約91.6兆ドル)
中国の米国債売却、17年ぶりの水準へ
こちらのグラフをご覧ください。中国が保有する米国債の残高推移を示したものです。
現在、中国の米国債保有残高は約7,307億ドルと、実に16年ぶりの低水準に落ち込んでいます。ピークとなった2010年代前半には1.3兆ドル近くを保有していましたが、それ以降は右肩下がりのトレンドが続いています。
この約16年間、中国は一貫して米国債を売却し続けており、ピーク時から見ればすでに40%近くを手放した計算になります。
ポイント
米国債はこれまで「世界で最も安全な資産」と見なされてきましたが、中国の行動は明確にその神話に陰りを落としています。背景には米中関係の対立激化、人民元の国際化、そして外貨準備の多様化戦略があると考えられます。
世界が金へと回帰した理由
では、各国が次に選んだのは何か?それが「金」でした。
金は誰の信用にも依存しません。インフレが進んでも、国がデフォルトしても、金そのものの価値は消えない。だからこそ中央銀行はひたすら金を買い増し続けています。
直近25年間の流れを見ると、米国債は40%以上減少したのに対し、金の準備は倍増。これは単なるトレンドではなく「時代の逆転現象」です。

個人投資家へのシグナル
ここで大事なのは、「これは国家レベルの資産戦略」だということ。
つまり、世界のトップが自国の将来を守るために選んでいるのが金であり、逆に米国債を減らしている。
政府や中央銀行がそう動いているのに、私たち個人がドルや円だけに頼るのは危険ではないでしょうか。
金や仮想通貨はもう富裕層の道楽ではなく、生存戦略。資産を守る盾であり、未来への保険なのかもしれません📝
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世界に与える影響
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アメリカにとっての痛手
外国からの資金調達が難しくなる。国債の利回り上昇=借金コスト増。
ドルの信頼低下は金融市場全体を揺るがす。
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各国にとってのメリット
金はインフレやドル安にも強い。
「金を保有する=ドル依存からの脱却」につながる。
個人投資家が学ぶべき教訓
国家が何をしているかを見れば、将来の答えは見えてきます。
各国の中央銀行が金を買い続け、米国債を減らしているなら、それは「富を守るにはドルではなく金だ」という行動証明です。
つまり、個人にとっても選択肢は明白。
「まだドルや円だけに頼っている人」か、「金やビットコインを通じて分散している人」かで、数年後の安心度は大きく変わるでしょう。
— 40代女性・個人投資家
「私は家族の生活を守るためにドルコスト平均法で少しずつ金を買い集めてきました。今では“資産を守る盾”として金の存在を強く実感しています。」
金や仮想通貨はもう富裕層の道楽ではなく、生存戦略。資産を守る盾であり、未来への保険なのです。
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BRICSがG7を逆転した衝撃
数年前、「BRICSのGDPがついにG7を上回った」と話題になりました。
IMFや世界銀行のデータでも、購買力平価(PPPベース)ではすでに逆転済み。しかも今後の予測ではその差がどんどん広がっていくのです。
なぜか?
答えはシンプル。インドや中国といった新興国は人口も若く、消費と生産のエンジンを持っているからです。逆にアメリカや日本、ヨーロッパは少子高齢化と財政赤字の壁に直面。成長余地は小さく、過去の栄光に頼っている状態です。
世界経済の主役交代は、すでに数字で証明されているのです。
中国の行動が示す「ドル離れ」の未来
BRICSの中でも特に注目すべきは中国です。
公開データを見れば、その戦略は明確です。
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米国債の売却
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2010年代前半には約1.3兆ドルもの米国債を保有していました。けれどそこから16年以上、売却の一途。現在はピークから40%以上減らし、なんと17年ぶりの低水準に。
これは単なる資金調整ではなく、はっきりとした「米ドル依存からの脱却」の意思表示です。
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金の買い増し
一方で金の保有は2000年から現在まで右肩上がり。直近12年間だけで倍以上に増加し、いまや世界最大級の金保有国。

ロシアの動きも同じ方向
中国だけではありません。ロシアも2014年のクリミア併合以降、西側制裁に備えてドル資産を減らし、金や人民元など代替資産を積極的に買っています。
理由は単純。ドル建て資産は政治的に凍結されるリスクがあるからです。
「ドルは安全」ではなく「ドルは武器化される」時代になってしまったのです。
海外投資家全体は米国債増加
しかし、こちらのブルームバーグの報道によると、中国などが米国債の保有量を減少させている中で、
個人投資家の米国債購入は増加傾向にあります。

なぜ海外投資家は増やし続け、中国は売却しているのか?
ブルームバーグの最新報道によれば、中国など大国が米国債の保有を減らす一方で、海外投資家全体としては保有額が過去最高水準に達しています。そして今、個人投資家までもが米国債に注目し始めています。なぜそんな逆行現象が起きているのでしょうか?
大国は売却、海外投資家は買い増し ― 真逆の動きの背景
海外投資家全体では米国債の保有が増え続けています。しかし中国やロシアといった大国は、着実に保有を減らしています。ここには明確な理由の違いがあります。
国家レベルでは「米ドル依存を減らし、外貨準備を金や他通貨建て資産にシフトする」という長期戦略が優先されているのです。
特に中国は米国との対立を背景に、2010年代前半のピークから米国債を売却し続け、その分を金の積み増しに回しています。これは地政学リスクに備えた“国家戦略”の一環といえるでしょう。
一方で、イギリスやフランスのような金融センター、日本のような同盟国は事情が違います。市場では米国債が依然として「世界最大の安全資産」と見なされており、金利が上昇した局面ではむしろ買い増しの好機と捉えられるのです。こうした需要が、中国の売却分を補って余りある形で市場を下支えしています。
中国などが保有量を減らしているにもかかわらず、個人投資家の米国債購入は増加の理由は大きく3つに整理できます。
1. 金利上昇による圧倒的な魅力
米国債は「無リスク資産」と呼ばれます。現在は利回りが4〜5%台に達しており、銀行預金や日本国債と比較しても圧倒的に有利です。安全性と利回りを同時に確保できる投資先はほとんど存在せず、特に保守的な投資家にとって米国債は今もっとも注目すべき資産になっています。
2. 分散投資によるリスクコントロール
株式や仮想通貨のように価格変動が激しい資産だけを持つのは危険です。米国債はポートフォリオ全体を安定させる“安定装置”として機能します。特に長期投資を視野に入れる個人投資家ほど、この安定性を評価し組み入れを進めています。
3. 情報発信の拡大で認知が広がった
金融メディアのブルームバーグやロイターはもちろん、SNS上のインフルエンサーも米国債の魅力を発信するようになりました。その結果、これまで米国債に関心のなかった層までが購入に動いており、市場の裾野が一気に広がっています。
まとめ
世界は外貨準備の分散を強め、中国は米国債を減らして金を増やしています。金は5,758ドルまで約53%の上昇余地が見える局面です。
行動の提案は三つだけ。まずポートフォリオを点検し、株と現金に偏っていればビットコインと金を小口で積立開始。
最後に、このページをブックマークしておき、気づきがあればSNSでシェアしてください。小さく始めて、続ける人が勝ってける。
誰にでもできることを誰もがやらないくらいやった先には、きっとあなたにしか見えない景色が広がっているでしょう😊
重要な投資リスク警告
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