“もう天井かも”と思ったあなた──その直感、外れているかもしれません。
見かけ上は順調な上昇トレンド。しかし、マイナーの収益性と資金フローという“裏側のデータ”を見れば、マーケットの地殻変動はすでに始まっていることがわかります。
このブログでは、専門家しか見ていない2つのオンチェーンチャートをもとに、2025年のビットコイン相場を読み解きます。
「今、売るべきか?持つべきか?買い増すべきか?」──その答えをデータを元に初心者にも分かりやすく徹底解説していきます‼️

本記事で分かること
- プロが見ている本当の指標
- 市場の「静かな変化」の正体
- 今後あなたが取るべき戦略のヒント
ビットコイン市場の全貌:マイナー収益性と資金フローから読み解く2025年の展望
2025年現在、ビットコインは再び大きな注目を集めています。価格が史上最高値圏に達する中、投資家として本当に知っておくべき情報は何でしょうか?
結論から言えば、価格チャートだけを見ていては不十分です。
市場の本質を見抜くためには、「供給サイド=マイナー収益性」と「需要サイド=取引所流入量」という2つのオンチェーンデータを並行して分析する必要があります。
本記事では、CheckOnChainが提供する2つの重要なチャート、
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「Miner Revenue vs Estimated Production Expense(マイナー収益性とコストの関係)」
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「Exchange Inflow Volume Momentum(ビットコインの取引所流入量の推移)」
を用いて、2025年のビットコイン市場を徹底解説します✍️
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マイナー収益性チャートから見る供給サイドの健全性
チャートの構造
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黒線:ビットコイン価格(USD)
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オレンジ線:マイナー収益(採掘報酬+手数料)
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青線:マイナーの推定生産コスト
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背景の塗り分け:
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オレンジエリア=収益性がコストを上回る(採算が合う期間)
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青エリア=収益性がコストを下回る(赤字)
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このチャートは、ビットコインマイニング業界の健康状態を把握するための「企業の損益計算書」に相当するデータです。

:合わせて読みたい【保存版】ビットコイン過去バブルに共通する“天井と底の法則”を1枚のチャートで見抜く方法
市場サイクル別の分析(2015〜2025)
■ 2015〜2017年:初期成長フェーズ
収益性とコストが拮抗し、多くのマイナーが設備投資に慎重。価格は$300〜$1,000台。
■ 2017〜2018年:第一次バブル期
価格が$1,000 → $19,783へ。収益性が一気に急騰。
しかし、2018年に価格が暴落し、多くの非効率マイナーが撤退。業界は再編へ。
■ 2020〜2021年:第二次バブルとCOVID-19の金融緩和
価格は$5,000台から$64,000台まで急騰。
マイナー収益は日次$60億〜$70億を記録。
この間にハッシュレートが大幅増加=マイニング競争の激化。
■ 2022年:調整フェーズとFTX破綻
2022年11月のFTX崩壊で市場心理が悪化し、収益性が急落。
一部マイナーは操業停止や撤退に追い込まれる。
■ 2024〜2025年:ETF承認と収益性回復
2024年1月に米国でビットコインETFが正式承認。
価格は$100,000を突破し、マイナーの収益性は回復傾向。
ただし、2017年や2021年のピークには届かず、まだ「静かな健全化」段階にある。
結論:ビットコインを支える「マイナー」の収益性が教えてくれること
ビットコインには「マイナー(採掘者)」と呼ばれる人たちがいます。
彼らはビットコインのネットワークを支える存在で、いわば“裏方”のような役割。
そんなマイナーたちがどれくらい利益を出せているかを見ることで、いまのビットコイン市場が健全なのか、それとも危険な状態なのかが見えてきます。
実際に「マイナーの利益」と「かかるコスト(経費)」を比べたチャートを見てみると、
現在はコストの2〜3倍の利益が出ているという、バランスのいい状態です。
これってどういう意味かというと…
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マイナーたちは無理にビットコインを売らなくていい状態
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市場に大量の売りが出る心配が少ない
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ビットコイン価格が安定しやすい
という、投資家にとっては“安心材料”になるポイントなんです
ちなみに、過去のバブル時はどうだったかというと…
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2017年は「利益がコストの10倍以上」→ 明らかな加熱状態
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2021年も「利益が5〜8倍」→ やや過熱気味
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でも、今(2025年)は「2〜3倍」→ まだ落ち着いた水準
つまり、「今はまだ加熱していない=これから伸びる余地がある」ということ。
それに加えて、最近では“体力のないマイナー”が市場から退場し、
残っているのは設備や資金のある“優良なマイナー”たちばかり。
だからこそ、市場が急に崩れるリスクも小さくなってきています。
このように、「マイナーの収益性」はただの裏方データではなく、
これからのビットコイン相場を読むうえでの“静かなサイン”なんです。
Exchange Inflowチャートで見る需要サイドの動き
チャートの構造
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黒線:ビットコイン価格
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黄色バー:日次の取引所への流入額(USD)
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赤線:30日SMA(短期平均)
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青線:365日SMA(長期平均)
このチャートは、ビットコインが「どれだけ売られようとしているか」を読み解く“投資家心理の体温計”です。
タイムラインで分析する市場心理の変化
■ 2019〜2020年:静かな蓄積期
流入量は少なく、長期保有の意思が強い状態(HODLing)。
価格は$3,000〜$10,000のレンジで底固め。
■ 2021年:機関投資家の参入
30日SMAが365日SMAを大きく上回る。
Tesla、MicroStrategyなどの企業買いで資金流入が一気に加速。
■ 2022年:流入急増=パニック売り
FTXの破綻、LUNA崩壊などが連鎖し、投資家が保有BTCを大量に取引所へ送金。
売り圧力が価格をさらに下押し。
■ 2024〜2025年:ETF承認後の資金流入
30日SMAがじわじわ上昇。明確な“売りラッシュ”ではなく、“静かな買い圧力”が持続。
機関マネーが段階的に入ってきている構造が見て取れる。
【本当にビットコインは上がるの?と不安なあなたへ】
このチャートを見てください。
BTCはすでに高値圏にありますが、
「Exchange Inflow Momentum(=“売るために取引所に送られる勢い”)」は、
ようやく30日平均が365日平均をわずかに上回っただけ。
つまり
☑︎売りは少しずつ出始めたけど… https://t.co/FXH8brjUuV pic.twitter.com/3rqQ7o3s4A— 暗号資産女子の金ちゃん (@kimchan_btc) September 2, 2025
今の市場は「供給も需要も安定」の希少なフェーズ
これまでの2つのチャートから見えてくるのは、2025年のビットコイン市場は以下のような特徴を持っているということです☝️
供給面
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収益性が改善し、マイナー売り圧力が減少
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業界再編が進み、非効率なマイナーは市場から淘汰
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エネルギー効率の良い採掘設備と再生エネルギー活用で持続可能性が上昇
需要面
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ETF承認で新たな資金流入が継続中
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取引所への流入量は控えめで、売り圧力は低い
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HODLingが再び強まり、“供給不足”が再燃の兆し
未来に備える投資原則
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価格チャートだけで判断しない
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供給と需要の両面データをセットで読む
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短期ではなく、中長期のトレンドを重視する
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「売らない人たち」の存在に注目する(HODLデータ)
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チャートより先に変わる“市場の空気感”に敏感になる
まとめ:今こそデータドリブンな戦略を
2025年の仮想通貨市場は、かつてのような投機の時代を越え、より洗練された「構造的な相場」に移行しています。マイナーの動き、資金の流れ、それを支える制度──これらを横断的に分析することが、今後の投資において最大の武器となります。
仮想通貨は「勘」ではなく「データ」で勝負する時代へ。
ぜひ本記事を何度も読み返し、あなたの投資戦略の軸にしてください
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重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
仮想通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
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