日本の仮想通貨(暗号資産)業界に激震が走りました。金融庁が「令和8(2026)年度 税制改正要望」を正式発表。最大55%から申告分離課税への減税と国内ETF解禁の検討を政府に要望したのです。

本記事で分かること
- 金融庁の正式要望の詳細内容
- 要望が実現した場合の変化
- 2026年度実現への課題と見通し
緊急ニュース:金融庁が要望した内容を徹底解説
2025年8月29日:ついに金融庁が本気を見せました!
🇯🇵 金融庁が「令和8年度 税制改正要望」を正式発表し、最大55%から申告分離課税への減税と国内ETF解禁の検討を政府に要望したのです。
重要:これは「要望」段階であり、実現には財務省との調整、税制改正大綱への反映、国会での審議・成立が必要です。
税制改正要望の核心部分
金融庁公式資料で明記された要望内容は、業界が長年求め続けてきた内容そのものでした:
金融庁の要望事項(原文):
「暗号資産取引に係る必要な法整備と併せて、分離課税の導入を含めた暗号資産取引等に係る課税の見直しを行うこと」
現状への問題認識(原文):
「有価証券取引等から生じる所得は基本的に分離課税である一方、暗号資産取引から生じる所得は総合課税の対象となっている」
分離課税とは?
具体的な変化予測:
項目 | 現行制度 | 要望が実現した場合 |
---|---|---|
課税方式 | 総合課税(雑所得) | 申告分離課税 |
税率 | 最大55%(住民税含む累進課税) | 申告分離課税(*具体的税率は今後の検討事項) |
ETF組成 | 不可 | 国内組成を検討 |
規制法 | 資金決済法 | 金商法への移行検討 |
*申告分離課税の税率:株式等は20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)ですが、暗号資産の具体的税率は今後の政策検討により決定されます。
金商法とは?
組織体制強化の要求内容
今回の発表で最も注目すべきは、税制要望と同時に発表された組織改編要求です:
金融庁の組織強化要求:
- 総予算250億円(対前年度比11.9億円増)*
- 31人の増員要求*
- 組織格上げ:「暗号資産・イノベ参事官室」➡️「暗号資産・イノベーション課」
- 局再編:「総合政策局」➡️「資産運用・保険監督局(仮称)」
*注意:予算250億円と31人増員は金融庁全体の要求であり、暗号資産業務のみに充てられるものではありません。
なぜ組織改編が重要?
「参事官室」から「課」への格上げは、一時的な対応ではなく恒久的な政策課題として位置づけることを意味します。予算と人員の大幅増強は、金融庁の本気度を示す明確なシグナルです。
要望の政策的背景
この正式要望には深い政策的背景があります:
✅ 国内市場の急成長:口座数1,214万、預託金5兆円超の巨大市場
✅ 政府の資産運用立国政策との完全な整合性
✅ アジア金融センター競争での立ち位置確保の必要性
✅ 海外との制度格差による国内企業の海外流出への危機感

要望が実現すれば何が変わる?インパクト予測
個人投資家への影響予測
税負担軽減の想定例(申告分離課税20.315%で計算した場合):
年収 | 仮想通貨利益100万円の場合 | 現行税額 | 改正後税額 | 軽減効果 |
---|---|---|---|---|
500万円 | 所得税率20% | 約43万円 | 約20万円 | ▲23万円 |
800万円 | 所得税率23% | 約46万円 | 約20万円 | ▲26万円 |
1500万円 | 所得税率33% | 約55万円 | 約20万円 | ▲35万円 |
*注意:上記は株式等と同じ20.315%の申告分離課税が適用された場合の想定であり、実際の税率は今後の政策検討により決定されます。
想定される行動変化:
- 長期投資の促進:頻繁な利確を控える傾向
- 投資参加層の拡大:税制面での参入障壁の低下
- 投資額の増加:実効税率低下による投資余力向上
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業界全体への波及効果予測
国内事業者への想定影響:
- 事業環境の改善:規制明確化による予見可能性向上
- 新規参入の促進:制度整備による参入検討の活発化
- 資金調達環境の変化:ETF等の新商品開発可能性
- 海外流出企業の国内回帰:制度改善による事業環境向上
機関投資家への想定影響:
- 投資機会の拡大:ETF等による間接投資の選択肢
- リスク管理の向上:規制整備による透明性向上
- ポートフォリオ選択肢の増加:新たな資産クラスとしての位置づけ
海外との制度比較:日本の現状と課題
主要国の税制・ETF状況(2025年8月現在)
国・地域 | 個人投資家の税率 | ETF承認状況 |
---|---|---|
アメリカ | 長期:0-20%、短期:10-37% | ✅ 現物ETF承認済み |
カナダ | キャピタルゲイン:50%分が課税対象 | ✅ 現物ETF承認済み |
香港 | 個人投資家:原則非課税 | ✅ 現物ETF承認済み |
韓国 | 22%(2025年から) | 🔄 検討中 |
日本(現行) | 最大55% | ❌ 未承認 |
日本(要望内容) | 20% | 🔄 検討課題 |
仮想通貨ETFとは?
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機関投資家参入の世界的動向
🇺🇸 米国の状況(2025年8月現在):
・ビットコインETF保有機関投資家:1,200社超
・ETF市場規模:1,000億ドル超(機関投資家が約4割保有)
・企業レベルでの保有:テキサス州等の州政府レベルまで拡大
Finance Feedsでは、日本の現行制度が「世界的に見て高い税率」であり、この格差が国内企業の海外移転を促している要因の一つと指摘されています。
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実現への道のりと課題
2025年内(要望から決定まで)
9月〜11月:各省庁調整期間
- 財務省による各省庁要望の査定・調整
- 税収減への懸念と政策効果のバランス検討
12月:税制改正大綱決定
- 政府与党内での最終調整
- 2024年12月大綱では「検討事項」として既に言及済み
2026年の想定プロセス
通常国会(1月〜6月):
- 金融商品取引法改正案の審議
- 税制改正法案の審議・成立
- 新組織設置に関する法案審議
制度施行準備(下半期):
- 施行令・施行規則の策定
- 業界団体との調整
- 金融機関のシステム整備
実現に向けた課題と要因
推進要因:
✅ 政治的合意の形成:自民党から金融庁まで一貫した方向性
✅ 経済政策との整合:政府の「資産運用立国」構想との合致
✅ 国際競争への対応:アジア金融センター競争での必要性
✅ 市場の成熟化:口座数1,214万超、預託金5兆円の規模
実現への課題:
⚠️ 財務省との調整:税収への影響評価と政策効果のバランス
⚠️ 投資家保護制度の整備:詐欺対策等の具体的制度設計
⚠️ システム対応:金融機関等の準備期間確保
⚠️ 国際規制との整合性:FATF勧告等との適合性確保

参考:ここまでの政策検討の経緯
今回の金融庁正式要望は、2025年3月から段階的に進められてきた政策検討プロセスの重要な節目です。
3月:自民党web3WGが制度改正案を提言
制度見直しの発端は2025年3月6日でした。自民党デジタル社会推進本部web3ワーキンググループが制度改正案を公表し、有価証券とは別の新区分として金融商品取引法に位置づけることを提言しました。
自民党公式資料によると、88件のパブリックコメントが寄せられ、「分離課税」や「海外との制度格差解消」を求める声が多数を占めました。
4月:金融庁がディスカッションペーパーを公表
金融庁は4月10日に「暗号資産に関する制度のあり方等の検証」を公表し、現状の課題と制度見直しの方向性を示しました。
主要な指摘事項:
- 投資対象化の進行:2019年改正時からの環境変化
- 市場規模の拡大:口座数1,214万、預託金5兆円超
- 詐欺的勧誘の増加:月平均300件以上の相談

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6月:金融審議会総会でワーキンググループ設置
6月25日の金融審議会総会で「暗号資産制度に関するワーキンググループ」の設置が決定されました。
7月31日:第1回ワーキンググループで議論開始
第1回会合で業界団体からの現状報告と、委員からの多様な意見が出されました。
報告された現状:
- 投資家の86%以上が長期保有志向
- 投資層が全年齢に拡大
- 国際的な制度整備の必要性
委員意見:
- 制度移行支持派:松井委員(東大)、伊藤委員(弁護士)
- 慎重派:永沢委員(投資家保護重視)、岩下委員(京大、技術的課題指摘)
まとめ:制度整備に向けた重要な前進
2025年8月29日の金融庁正式要望は、3月から始まった政策検討プロセスの重要な到達点となりました。
今回の要望の意義:
- 政官連携の実現:自民党提言から金融庁要望への一貫した流れ
- 制度整備への本格着手:専任部署新設等の体制強化
- 投資家保護と市場発展のバランス:詐欺対策と規制明確化の両立
今後の注目ポイント:
- 12月の税制改正大綱:要望の反映可否
- 財務省との調整:税収影響と政策効果の評価
- 国会審議:2026年の法案成立プロセス
ただし、現段階は「要望」であり、実際の制度実現には財務省との調整、税制改正大綱への反映、国会での審議・成立という複数のプロセスを経る必要があります。2026年の制度実現に向けて、今後の政策動向を注視していくことが重要です。

重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
仮想通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
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