2025年8月、Ethena(エセナ) USDe が20日間で31億ドル流入を記録し、ブラックロックETFを超えるペースで成長。第3位ステーブルコインとなった背景とENAトークンの投資機会を解説します!
以前紹介したEthenaのステーブルコイン「USDe」は第3位のステーブルコインとして確固たる地位を築き、TVL(預かり資産総額)は史上最速の500日で100億ドルを突破しました!

本記事で分かること
- Ethena USDe の爆発的成長の詳細分析
- ブラックロックETFとの比較で見える真の意味
- ENAトークンの驚異的な価格パフォーマンス
- GENIUS法がもたらした構造的変化の分析
Ethena(エセナ)とは?利回り付きステーブルコインの革新
従来のステーブルコインとの根本的違い
衝撃ニュース衝撃ニュースの前に、Ethena(エセナ)について初めて聞く方も多いかもしれません。金ちゃんが先月7月25日に書いた記事で詳しく解説しましたが、簡単におさらいしておきましょう。
📊 従来型 vs Ethena型の比較
項目 | 従来型(![]() ![]() |
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---|---|---|
裏付け資産 | 銀行預金・米国債 | 仮想通貨+先物ポジション |
利回り | なし | あり(10-16%) |
価格安定化 | 準備金による | デルタヘッジによる |
技術的複雑性 | シンプル | 高度だが自動化 |
デルタヘッジ戦略とは?
簡単に言うと、イーサリアムを買うと同時に、同額の先物を売る手法です。価格がどちらに動いても損益が相殺され、ファンディングレート(手数料)のみが利益として残ります。
ENAトークンの役割
- ガバナンストークン: プロトコルの重要決定への投票権
- 収益分配権: フィースイッチ実装後の収益受け取り権利
- ステーキング報酬: ENAを預けることで追加報酬



最新ニュース!史上最速の記録達成、500日で100億ドル突破の衝撃
画像出典:https://x.com/Degenerate_DeFi/status/1954239193334632583
前例のない成長スピード
CoinDeskの報道によると、Ethena の合成ステーブルコイン「USDe」が複数の歴史的記録を同時に達成しました:
🏆 達成した記録一覧
- 時価総額: 9.3億ドル突破(第3位ステーブルコイン確定)
- TVL: 100億ドル突破(史上最速の500日で達成)
- 20日間流入額: 31.4億ドル(ブラックロックETF超え)
- 月間成長率: 75%(7月17日〜8月上旬)
CryptoSlateによると、この100億ドル到達はステーブルコイン史上最速であり、競合他社を大きく引き離しています。
ブラックロック超えの具体的数字
資金流入スピード比較(7月17日〜8月7日の20日間)
投資商品 | 流入額 | 日平均 | 運用会社 |
---|---|---|---|
![]() |
31.4億ドル | 1.57億ドル/日 | Ethena Labs |
BlackRock ETHA (イーサリアムETF) | 27.5億ドル | 1.38億ドル/日 | BlackRock |
BlackRock IBIT (ビットコインETF) | 16億ドル | 0.8億ドル/日 | BlackRock |
つまり、スタートアップのEthenaが、世界最大の資産運用会社ブラックロックの主力ETF商品を上回るペースで資金を集めているということです!

GENIUS法が生んだ構造的変化:利回り禁止の意外な恩恵
規制が引き起こした資金の大移動
2025年7月に成立した🇺🇸 GENIUS法が、予想外の形でEthenaに追い風となっています。この法律により:
🚫 従来のステーブルコインに課せられた制限
- USDT、USDCなど規制対象ステーブルコインは利回り提供禁止
- 投資家は「利回りゼロ」の資産を保有せざるを得ない状況
- 機関投資家も代替手段を模索
🎯 その結果として生まれた投資機会
- 利回り付きステーブルコインへの需要爆発
- DeFiネイティブなUSDe への資金集中
- 「規制回避」ではなく「規制外の合法的選択肢」として注目
CryptoSlateの分析によると、GENIUS法は意図せずしてDeFi夏の再来を引き起こしており、利回りを求める数兆ドルの資金がDeFi市場に流れ込む可能性があるとしています。
投資家行動の根本的変化
従来: 安全性 > 利回り(規制商品優先) 現在: 安全性 + 利回り(DeFi商品への関心増大)
著名な暗号資産トレーダーCas Abb氏もX(旧Twitter)で以下のように指摘しています:
"GENIUS法承認により、発行者はステーブルコインで利回りを提供することが禁止された。この結果、大きな資金が魅力的な利回りを提供するUSDe にシフトしている"
ENAトークンの爆発的パフォーマンス:月間100%超上昇の詳細
8月の驚異的な価格上昇
ENAトークンの最近のパフォーマンスは、まさに別次元です:
🔥 最新価格データ(8月11日時点)
- 現在価格: 約0.82ドル
- 過去1週間: +40.03%
- 過去1ヶ月: +100%超
- 時価総額: 約54億ドル
Coinpediaの最新分析によると、ENAは8月10日に**$0.7277から$0.8493**まで急上昇し、「強気フラッグパターン」からのブレイクアウトを果たしました。
価格上昇の背景にある重要要因
1️⃣ TVL100億ドル突破の歴史的達成
Messariのデータによると、EthenaのTVLが8月9日に100億ドルを突破し、史上最速の500日でこの水準に到達しました。これは:
- Bitcoin ETF達成期間の半分以下
- 他のDeFiプロトコルを大幅に上回るスピード
- 機関投資家レベルでの信頼性確立の証明
2️⃣ 日次500万ドルのENA買い戻しプログラム
Ethenaは$5M/日のペースでENAトークンの買い戻しを実施しており、市場供給量を人為的に減少させています。これによる希少性効果が価格上昇を後押ししています。
3️⃣ クジラ投資家の大量保有増加
オンチェーンデータによると:
- 10万〜100万ENA保有のクジラが7月に12%増加
- 現在、全体の約30%をクジラが保有
- 機関投資家レベルでの本格参入が進行中
4️⃣ Coinbase上場ロードマップ追加
8月上旬、米CoinbaseがENAを上場ロードマップに追加すると発表。これにより:
- ENA価格が一時8.6%上昇
- 取引量が91.7%増加
- 米国主流市場での認知度向上
プロトコル収益の実績と事業基盤
確認された収益データ
DeFiLlamaの公開データによると:
📈 Ethenaの収益実績(直近1ヶ月)
- 手数料収入: 5000万ドル
- 純収益: 1000万ドル
- 月間手数料収入ランキング: 第6位(全DeFiプロトコル中)
これは、設立から1年余りのプロジェクトとしては異例の高収益です。
今後の事業展開
確定している計画
- UStb(米国向け): GENIUS法完全準拠版の展開準備中
- クロスチェーン拡大: 現在23ブロックチェーンで利用可能
- 機関投資家向けサービス: カストディアン連携の強化
不確定要素
- フィースイッチの詳細実装スケジュール
- 各国規制当局との協議進展
- 競合他社の対応状況
業界専門家の見解:Ethenaの将来性評価
著名アナリストの予測
Delphi Labs CEO の評価
"sUSDeは暗号資産の中で、大規模に最も高いドル利回りを提供している。USDeは2024年にUSDC/USDTに次ぐ最大のステーブルコインとなる可能性がある"
CoinFund President Chris Perkins氏の分析
"GENIUS法により数兆ドルのステーブルコインがシステムに流入すれば、ユーザーは利回り最大化のため様々な戦略に関与し、DeFi夏の再来が期待される"
VanEck レポートの結論
"Ethenaのフィースイッチ実装は、従来の株式配当に類似した革新的モデルとして、DeFi業界の新しい標準となる可能性がある"
価格予測の現実的レンジ
🎯 2025年末目標価格(各機関予測)
- CoinCodex: 0.61〜2.10ドル(平均1.14ドル)
- Bitget: 0.62〜0.65ドル(保守的予測)
- Brave New Coin: 1.00〜1.50ドル(強気予測)
グローバル視点:海外の熱狂と日本の機会
海外投資家の熱狂的反応
🇺🇸 アメリカ市場での状況
- Coinbase上場検討による機関投資家の関心急増
- GENIUS法対応での規制リスク軽減
- 年金基金レベルでの投資検討開始
アジア太平洋市場での動向
- 🇸🇬 シンガポール: 政府系ファンドが調査開始
- 🇭🇰 香港: 暗号資産ETF組み入れ検討
- 🇰🇷 韓国: 主要取引所での取引量急増
日本市場での「先行者利益」機会
現在、日本では以下の状況です:
🇯🇵 日本での現状分析
- 認知度: まだ低い(海外比10%程度)
- 取引所対応: 国内主要取引所は未対応
- 情報量: 限定的(英語情報が中心)
- 投資家層: 一部の先進的投資家のみ
💡 これは逆に大きなチャンス!
日本の投資家が気づく前に、海外取引所経由で先行投資することで、大きな利益機会を獲得できる可能性があります。
実際の成功事例
SOL(Solana): 日本上場前に100倍
AVAX(Avalanche): 日本認知前に50倍
ENA: 現在進行形で同様のパターン?
海外取引所での取引機会:BTCCとMEXC活用法
BTCC取引所での取り扱い状況
BTCCでは、ENA/
USDTペアでの取引が可能です:
BTCCの特徴
- 取引手数料: 0.01%~0.045%
- セキュリティ: 13年間ハッキング無しの実績
- 日本語サポート: LINEでの問い合わせ可能
- 入金方法: USDT等の暗号資産入金
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】BTCCとは?安心できる海外取引所の特徴・使い方を解説【2025年版】
MEXC取引所での充実したサービス
MEXCでは、より多様なEthena関連サービスを提供:
MEXCでの取り扱い
- 現物取引: ENA/USDT、メイカー手数料0%
- 24時間取引量: 16億ドル超(高い流動性)
- 取り扱い商品: ENA、USDe 両方対応
- ステーキング: ENAステーキング機能あり
実際の投資事例 MEXC投資部門が3600万ドルをEthenaに投資しており、取引所レベルでの信頼性を示しています。
リスク要因と注意点
主要なリスク
🔴 技術・市場リスク
- ファンディングレート変動: 弱気相場時の利回り大幅低下
- デルタヘッジの限界: 極端な市場変動での機能不全リスク
- 新技術のリスク: スマートコントラクトの潜在的脆弱性
🔴 規制・競合リスク
- 規制環境の変化: 利回り付きステーブルコインへの規制強化可能性
- 大手企業の参入: より資本力のある競合の登場
- 市場飽和: ステーブルコイン市場の成長鈍化
投資時の注意点
💡 賢明な投資アプローチ
・少額から開始: まずは仕組みの理解を優先
・分散投資: Ethena関連への過度な集中を避ける
・継続的な情報収集: 技術と規制の両面での最新動向把握
・リスク許容度の確認: 変動リスクを受け入れられる範囲での投資
新しい技術って魅力的だけど、リスクもしっかりあるのよね。まずは勉強から始めて、慎重に進めていきましょう!
まとめ:構造的変化の中での投資機会
Ethena USDe のブラックロックETF超えと史上最速でのTVL100億ドル達成は、ステーブルコイン業界の構造的変化を示す重要な指標です。
確認できる事実
- 機関投資家レベルでの資金流入が継続中
- GENIUS法による追い風が構造的に存在
- DeFiプロトコルとしての収益基盤が確立済み
今後の展望
- 利回り付きステーブルコインへの需要は継続的に存在
- 規制環境の整備により、さらなる機関投資家参入の可能性
- 競合他社の参入により、業界全体のサービス向上が期待
Ethenaは確かに注目に値するプロジェクトですが、投資判断は慎重に、そして自己責任で行うことが重要です。まずは小額から始めて、技術や市場の理解を深めながら、段階的に検討していくのが賢明でしょう。

重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
仮想通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
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