
本記事で分かること
- 税金がかかるタイミング
- 確定申告の方法と節税のコツ
- 海外取引所ならバレない?
「仮想通貨で利益が出たけど、税金ってどうなるの?」「確定申告しないとダメ?バレるの?」こんな疑問を持つ人は多いですよね。仮想通貨は便利で夢のある投資ですが、利益を出したら当然、税金が発生します。知らずに放置していると、後で追徴課税やペナルティを受けることも……。 「仮想通貨取引の税金」 について、初心者でもわかるように解説します。これを読めば仮想通貨の税金対策はバッチリです!
仮想通貨の利益には税金がかかるの?
仮想通貨の利益は「雑所得」に分類される
仮想通貨(暗号資産)で得た利益は、基本的に 「雑所得」 に分類されます。つまり、株やFXのように「分離課税」ではなく「総合課税」の対象です。
ざっくり言うと…
種類 | 利益の分類 | 税率 | 簡単に言うと… |
---|---|---|---|
株 | 譲渡所得 | 一律20.315% | どれだけ儲けても税率は同じ(一定) |
FX(国内) | 先物取引に係る雑所得 | 一律20.315% | 株と同じく税率は固定 |
仮想通貨 | 雑所得 | 最大55% | 儲けが多いほど税率が上がっていく |
つまり、仮想通貨(暗号資産)は所得が増えるほど税率が上がる仕組み(2025年4月現在)です。ただし政府も検討し始めているため、今後は株やFXと同様に一律になるかも?
CoinPost 2025/01/31
暗号資産の税制・制度、25年6月末までに検証 加藤財務相
👉:合わせて読みたい【仮想通貨】自民党が仮想通貨の税金を変えた!?20%の税金でどうなる?(現在検討中)
利益が出たら必ず税金を払うべき?
「仮想通貨の利益って、全部税金払わないとダメなの?」「少額なら申告しなくてもいいんじゃない?」そんな疑問を持つ人も多いでしょう。
結論を言うと、以下のケースに該当する人は確定申告が必要です。
会社員の場合 → 給与所得以外の所得が 年間20万円を超えた場合
個人事業主や無職の場合 → 所得が 年間48万円を超えた場合
つまり、副業として仮想通貨取引をしている会社員なら、年間20万円以下の利益なら確定申告不要です。ただし、住民税の申告は必要になることがあるので要注意!
例えば...(ざっくり簡易版・住民税含めた目安)
給与所得者と個人事業主が、それぞれ仮想通貨で100万円の利益を得た場合の、ざっくりとした税金の比較をします。
🧾 仮想通貨で100万円利益が出た場合の比較表(概算)
分類 | 年収/所得 | 仮想通貨利益 | 課税方式 | 合計課税所得(概算) | 税率(目安) | 仮想通貨部分にかかる税金 |
---|---|---|---|---|---|---|
🧑💼 給与所得者 | 460万円(年収) | 100万円 | 総合課税 | 約300~350万円 | 約10~20% | 約10万〜20万円程度 |
🧑🔧 個人事業主 | 473万円(所得) | 100万円 | 総合課税 | 約573万円 | 約20%前後 | 約20万円程度 |
✍️ 前提条件
・給与所得者は(平均)年収460万円で算定(R5年統計調査/国税庁)
・個人事業主は(平均)所得473万円と仮定(R4年標本調査/国税庁)
・給与所得控除・各種控除を考慮しつつ簡易的に概算
・仮想通貨の利益は「雑所得(総合課税)」に合算される
・税率:所得税+住民税(所得に応じて5%〜55%)
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仮想通貨の「利益が出た」とみなされるタイミングは?
Q:利益が出たって言われても、いつの時点で税金が発生するの?
A:仮想通貨の税金は「売却や交換したタイミング」で発生します。
仮想通貨の利益が確定するタイミング
・売却(円やドルに換金)
・通貨同士の交換(BTC→ETH など)
・通貨を使って商品やサービスを購入

仮想通貨の利益計算の方法
利益計算に使う方法はどれ?
利益が出たら、いくら儲かったのかを自分で計算しなければなりません。
そのときに使える計算方法は、主に2つあります。
🔢 計算方法の違いをカンタンに比較!
計算方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
移動平均法 | 買うたびに取得単価を更新 | より正確な損益計算が可能 | 計算がやや面倒、頻繁な取引には不向き |
総平均法 | 年間で購入した平均取得単価を使う | 計算がシンプルで分かりやすい | 相場変動が大きいと実態とズレることも |
どっちを選ぶべき?
✅ 初心者や個人投資家なら「総平均法」でOK!
なぜなら…
・計算がラク(スプレッドシートでも対応可能)
・頻繁に売買しても計算方法は変わらない
・確定申告のときも処理がスムーズ
ただし、取引回数が少なく、高騰時に売却した利益を細かく把握したい場合は「移動平均法」のほうが有利になることもあります。
実際の計算イメージ(総平均法)
たとえば、あなたが今年中に以下のように仮想通貨を購入したと仮定します
・1月:BTCを1枚=400万円で購入
・4月:BTCを1枚=600万円で購入 → 合計2枚=1000万円(平均取得単価=500万円)
そして、12月に1BTCを700万円で売却したら…
利益=700万円 − 500万円 = 200万円
この200万円に対して、雑所得として税金がかかります。
ココがポイント
仮想通貨の計算方法は 移動平均法と総平均法 の2種類
一般的には、総平均法がシンプルで初心者向き
確定申告をスムーズにしたい人は、総平均法を選ぼう
仮想通貨の税率
税率が 株・FXより税率が低くなるラインは?
年収(仮想通貨の利益)が195万円以下なら、株・FXより税率が低い!
雑所得の税率(所得税+住民税)のざっくり早見表
仮想通貨の利益 | 所得税率 | 住民税 | 合計税率(ざっくり) |
---|---|---|---|
〜195万円 | 5% | 10% | 約15%(株・FXより低い) |
〜330万円 | 10% | 10% | 約20%(株・FXとほぼ同じ) |
〜695万円 | 20% | 10% | 約30%(株・FXより高い) |
〜900万円 | 23% | 10% | 約33% |
〜1,800万円 | 33% | 10% | 約43% |
それ以上 | 最大45% | 10% | 最大約55% |
よくある勘違い
「雑所得だから少額なら税金かからないんじゃないの?」
→ ❌ かかります!たとえ1万円でも申告義務があります(特に副業の場合)
ココがポイント
仮想通貨の利益が 195万円以下 → 株やFXより税率は安い!(約15%)
仮想通貨の利益が 330万円前後 → 株・FXと同じくらい(約20%)
それ以上稼ぐと、税率はどんどん上がる!
確定申告の方法と流れ
基本ステップ
仮想通貨で利益を得た場合、確定申告が必要になることがあります。特に、年間20万円以上の利益がある場合、税務署に申告しなければなりません。
🔹確定申告の手順🔹
1️⃣ 仮想通貨の取引履歴を確認
取引所の履歴をダウンロードして、年間の売買履歴を整理しましょう。
2️⃣ 利益(所得)を計算
取得価格と売却価格の差額から、実際の所得を算出します。
3️⃣ 確定申告書を作成(e-Taxや書類提出)
国税庁のサイトからe-Taxを利用すると便利です。
4️⃣ 税務署に提出&納税
申告期限までに提出し、納税を済ませましょう。
注意点!
仮想通貨の所得は「雑所得」として扱われ、累進課税(最大55%) になります。節税のためには、経費計上などの工夫が必要です。
しかし最近は 損益計算オンラインアプリや国税局のエクセルファイルもあるので、以前よりラクになりました。しかし高額な利益や複雑な計算が必要な場合は必ず税理士に相談しましょう!
cryptact
仮想通貨(暗号資産)の自動損益計算ができるPCオンラインアプリ
国税局
暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について(令和6年12月)
計算書エクセルがダウンロードできます
仮想通貨の税金対策(節税テクニック)
仮想通貨の損失は相殺できる?
❌ できません! 残念ながら、仮想通貨の損失は他の所得と相殺できません。
例えば…
株で100万円の利益 + 仮想通貨で50万円の損失
➡ 相殺できず、株の利益100万円に対して税金がかかる!
さらに…
翌年への損失繰越も不可!
➡ 今年の損は、来年の利益と相殺できません💦
つまり「その年に利益が出たら、しっかり税金を払うしかない」 という厳しいルールになっています。
利益を分散して税率を抑える
仮想通貨の税金は「累進課税」(=所得が増えるほど税率UP)
だからこそ、利益を分散するのが節税のカギ! 🔑✨
💴 賢い節税テクニック💰
年をまたいで売却
➡ 12月末に一部利益を確定し、翌年に残りを売れば、課税対象額を分散!
利益確定のタイミングを工夫
➡ 1年間の収入状況を見て、税率が低い年に利益確定 するのもアリ!

「確定申告しなかったらバレる?」問題
「正直、バレなきゃ大丈夫でしょ?」と思ってる人もいるかも…。
ココに注意
結論:バレます 😓
・仮想通貨取引所は税務署にデータを提出する義務あり
・銀行口座の入出金履歴もチェックされる
・海外取引所を使っても、送金記録は残る
税務調査が入ると 無申告加算税や延滞税 で余計な支払いが発生!
最悪、脱税で罰則を受けるリスクも…。
ちゃんと申告しておけば、安心して仮想通貨投資を楽しめます!
※本記事は情報提供を目的としており、税務判断は自己責任でお願いします。確定申告が不安な方は「クリプタクト」👇で簡単にチェックできます!
まとめ
仮想通貨の税金は意外と複雑ですが、知識を身につければ 無駄な税金を払わずに済みます!
・雑所得なので累進課税(最大55%)
・確定申告が必要なのは「年間20万円以上の利益」
・売却・交換・購入したタイミングで課税
・損益通算できないので節税が重要
・確定申告しないとバレる!
しっかり税金対策をして、仮想通貨ライフを楽しみましょう!🚀

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