
水曜夜の物価が予想より高かったら、持っているビットコインは売るべきなの?
9月の米国の物価は、水曜の10月14日、日本時間21時30分に発表予定です。市場予想は前年比3.6〜3.7%程度。8月の3.4%より高い予想ですが、9月の結果も、次の利上げもまだ決まっていません。
気になるのは、ドルと金利が高い中でのビットコインの粘りです。ドル指数は1年の最高値圏、米10年債利回りは5%台。それでもビットコインは、1か月前より約8%高い約83,600ドルにいます。
実は、FRBは9月にすでに利上げを実施し、議事要旨では多くの参加者が年末までにもう1回の利上げを見込んでいます。政策金利は、9月の利上げで3.75〜4.00%になりました。物価が予想を超えれば追加利上げへの見方が強まる可能性はありますが、FRBは雇用や景気も見て決めます。
私は、この発表をビットコインの粘りが試される日と見ています。発表直後の動きだけで売買を決めず、翌朝9時の日足の終値を待つ。その準備として、物価の予想、FRBの方針、価格の目安を整理しましょう。
本記事で分かること
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米CPI予想3.6〜3.7%と追加利上げの関係
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利上げ後もBTCが上昇した理由
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BTCの重要価格帯と発表後の判断ポイント
ドルも金利も高い中、BTCは1か月で約8%上昇
ドル高・金利高と、ビットコインの値上がりが重なっています。金利の高さが暗号資産の重しになりやすいと考えると、今回の月単位の上昇は目を向けたい動きです。
| ドル高の中の各資産 | 直近の水準 | 比較の手がかり |
|---|---|---|
| ドル指数 | 102.28 | 1年の最高値圏 |
| 米10年債利回り | 5.244% | 1年の最高値は5.311% |
| ビットコイン | 約83,600ドル | 1か月前より約8%高い |
※Yahoo Financeより。ドル指数・BTCは日本時間10月12日朝、米10年債は米国時間10月9日終値。
ドル指数は、ドルの強さを表す指標です。下の日足を見ると、ドル高はその日の一時的な動きだけではありません。

▲ドル指数の日足(TradingView)
9月上旬の98台後半から10月の102付近へ上昇し、7月の最高終値の約101.5も上回っています。
ビットコインの比較元は、9月11日の終値の約77,170ドルです。毎日上がったという意味ではなく、途中の下げを含めても月単位では値上がりしているという事実に注目します。
こんな方におすすめ
- 物価の発表を前に、持っているビットコインを売るか迷っている人
- 追加利上げのニュースを、ビットコインの判断にどう使うか知りたい人
- 発表直後に慌てず、翌朝の終値を待つ準備をしておきたい人
👉:合わせて読みたい【相場分析】BTCは8万ドル台を死守!原油高・円安・AI株急落、5市場で読む今週の相場
物価が高いと追加利上げへ?予想と決定の間にあるもの
CPIは、消費者が買う商品やサービスの値段の動きを表す物価指標です。前年同月比3.7%の予想は、前年の同じ月より値段が3.7%高いという予想を意味します。
FRBは米国の中央銀行で、政策金利を決めます。物価が予想より高ければ追加利上げへの見方が強まり、ドル高・金利高がBTCの重しになる可能性があります。
| 物価と政策金利 | 決まった内容 | これからの内容 |
|---|---|---|
| 8月のCPI | 前年比3.4%・前月比0.4% | ― |
| 8月のコアCPI | 前年比2.4%・前月比0.3% | ― |
| 9月のCPI | 結果は未発表 | 前年比3.6〜3.7%程度の予想 |
| 9月の政策金利 | 0.25%利上げ、3.75〜4.00% | 次の利上げは未決定 |
※米労働統計局・FRB・海外の報道より。8月の物価実績、9月の利上げ、9月の物価発表前の予想。
コアCPIは、食品とエネルギーを除いた物価の動きです。9月はガソリン高が全体の伸びを高める見込みとされ、全体の上昇率だけでなく内訳も判断の手がかりになります。
発表前に用意する仮説
① 予想を上回る場合:追加利上げへの見方が強まり、ドル高・金利高を通じてBTCの重しになる可能性があります。
② 予想とほぼ一致する場合:事前にどこまで織り込まれていたかや内訳しだいで、反応は変わります。
③ 予想を下回る場合:金利上昇への不安が和らぎ、BTCの追い風になる可能性があります。
予想どおりでも、BTCが急に動くことはあります。市場は予想を織り込んで動くため、反応を決めるのは数字そのものより、予想とのズレや内訳、そこから変わるFRBの見通しだからです。私は「予想との差」と「内訳」の2点で受け止めます。
CPIと聞いても、最初は自分に関係ない話だと思っていました。
でも「物価が予想より高いと、利上げの心配からBTCに向かい風になることもある」と知って、発表前に慌てて買い足すのはやめました。
14日の夜は、まず結果を見てから決めます🫶
予想と実績の違いが追加利上げへの見方につながるか、発表後の整理はインスタグラムでもお伝えします📝
前回は利上げ後にBTCが約6%上昇!今回も同じ動きになる?
FRBの10月7日公表の議事要旨では、多くの参加者が年末までの追加利上げを見込んでいました。一方で、今後の会合ごとに入ってくるデータで決める方針も示しています。
FRBは物価だけでなく雇用や景気も見るため、物価が予想を超えても利上げが決まるとは限りません。10月の会合での利上げは未決定なので、水曜の結果を政策の決定と取り違えないようにします。
| 前回の発表・会合 | BTCの日足終値 | その後の比較 |
|---|---|---|
| 9月11日・8月CPI発表 | 約77,170ドル | 前日から約0.8%上昇 |
| 9月16日・利上げ | 約76,150ドル | 9月18日は約80,900ドル |
| 9月21日 | 約86,600ドル | 利上げ後の価格推移 |
※Yahoo Financeより。9月11日・16日・18日・21日の日足終値。
前回の利上げから2日後、BTCは約6%上昇しました。これは、利上げは値下がりにつながるという見方とは違う動きです。ただし、利上げが値上がりの理由だったとは言えません。
CoinGlassの月別騰落率では、10月は2013〜2025年の13年で10勝3敗です。私は過去の好成績を前向きな材料にしつつ、今回の売却判断は発表後の価格で行います。
物価が予想より高かったら、持っているBTCをその夜に売ったほうがいい?
私なら、その夜の上下だけで全部を手放さず、翌朝の日足の終値を待ちます。待つ間に許容できる損失と減らす量を決め、買い足す場合も資金を一度に使い切らず分けます。
持っている分を減らす条件と、買い足しに回せる金額が決まれば、発表の夜に慌てずにすみます。
ただ、頭では分かっていても、実際のトレードとなると難しいですよね…
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BTCは82,300ドルを守れる?9万ドルへの上昇条件を確認
発表は10月14日21時30分、判断に使う日足は15日朝9時に確定します。日足の終値は、その日の値動きの最後の価格です。夜の途中の価格と区別して使います。
| 確認する指標 | 逆行が続くサイン | 逆行が終わるサイン |
|---|---|---|
| BTCの日足終値 | 82,300ドル付近を上回る | 82,300ドル付近を下回る |
| ドル指数とBTC | ドル高の中でもBTCが粘る | ドル高の中でBTCも下げる |
| 米10年債利回りとBTC | 金利が高くてもBTCが粘る | 金利高とBTCの下げが重なる |
| BTCの次の価格帯 | 9万ドル付近へ向かう | 約8万ドル付近へ下げる |
※金ちゃんのTradingView・Yahoo Financeより。日本時間10月12日朝の価格と金ちゃんの判断目安。
82,300ドル付近は、今回のチャートで注目しているサポート候補の価格帯です。今の約83,600ドルはこの線の上にあり、上目線を保つ条件が残っています。次に目指す線は9万ドル付近です。
一度割り込んだからといって、下落が確定するわけではありません。終値や出来高、その後の値動きも合わせて判断します。日足は日本時間の朝9時に確定します。

▲ビットコイン4時間足(TradingView)
右端の約83,600ドルは82,300ドル付近の水平線の上です。10月8〜9日に一度線の下へ落ち、その後は線の上へ戻しています。
Bitcoin closed the week above $83k, so bulls remain in control and the burden of proof remains on the bears.
In my experience, DCAing in the 2nd half of midterm years is the correct approach. It worked in 2018/2022, hopefully it works in 2026. https://t.co/uKANYty2Do pic.twitter.com/xnmF0dRMxd
— Benjamin Cowen (@benjamincowen) October 12, 2026
「ビットコインは週足で8.3万ドルより上で引けた。主導権はまだ強気派にあり、下げを証明しなければならないのは弱気派の方だ」
「私の経験では、中間選挙の年の後半は積立が正しいやり方。2018年と2022年はうまくいった。2026年もそうなるといいね」
フォロワー約127万人の海外の人気トレーダーです。
▲ベンジャミン・コーエン氏のXの投稿(日本語訳)
価格の上下だけでなく、そのときのドルと金利も一緒に記録します。ドル高が続く中でBTCが上がるなら逆行の継続、BTCも下げるなら今回の粘りが弱まった手がかりになります。
15日21時30分には生産者が売る商品の物価を表すPPIと、小売売上高が続きます。日本時間16日にはFRB議長がIMFの会合で発言する予定と報じられ、CPI後にも利上げの見方を確かめる機会があります。
発表直後は上下に大きく振れる可能性があります。借りた資金を使って取引額を大きくするレバレッジ取引では、急な値動きで強制的に決済されるリスクがあるため、失ってよい額を先に決めてください。
日足の終値で82,300ドル付近を保てば9万ドル付近を目指す展開も考えられます。割れた場合は約8万ドル付近が次の注目帯ですが、どちらも確定ではありません。
まとめ——水曜夜から翌朝へ、判断を持ち越す準備
- CPIは市場予想との差を確認。予想は3.6〜3.7%程度。8月の3.4%との比較より、予想との差と内訳が手がかりです。
- 10月15日朝9時に価格を判定。発表の夜を含む日足が確定してから、82,300ドル付近との位置を確認します。
- 15日の指標から次の会合まで追う。15日のPPI・小売売上高と16日の議長発言も材料にします。次のFRB会合は米国時間10月27〜28日で、利上げはまだ未決定です。
発表前でも、保有分を減らす条件と買い足しの予算は準備できます。朝の終値を待って、自分のペースで行動を選びましょう。
「物価の発表後、大口が売ったのか買ったのか記録で確かめたい」
「夜の値動きだけでは、自分の保有判断に自信が持てない」
通知を待つだけでなく自分で記録を見たい人は、ハイパーリキッドで大口の売買記録を確かめられます。発表前後の売買とBTCの値動きを照らし合わせてみましょう。
ハイパーリキッドへの登録で、大口の売買記録をたどり、発表後の保有判断の材料を増やしましょう。👇
重要な投資リスク警告
本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号通貨の購入や投資を推奨するものではありません。
暗号通貨は価格変動が大きく、元本割れのリスクもあります。投資判断は自己責任で行ってください。
必ず信頼できる情報源を元にし、自分自身で十分なリサーチを行いましょう。
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